スクエニHD、第3四半期は48億円の営業赤字に…家庭用ゲームソフトの不振で

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(2月5日)、第3四半期(2012年4~12月期)の連結決算を発表し、売上高1027億9400万円(前年同期比7.4%増)、営業損益48億5300万円の赤字(前年同期112億2000万円の黒字)、経常損益42億0100万円の赤字(同95億6600万円の黒字)、四半期純損益57億4500万円の赤字(同50億1300万円の黒字)だった。     ■デジタルエンタテインメント事業は、売上高578億2700万円(前年同期比7.7%増)、営業損益3億9200万円の赤字(前年同期124億4100万円の黒字)だった。家庭用ゲームソフトの市場環境が厳しく、投資に見合った期待収益を得られにくくなっていることから、第2四半期連結累計期間に計上した営業損失を解消できなかった、としている。 一方、「戦国IXA」や「ファイナルファンタジーブリゲイド」などが収益に貢献したほか、「拡散性ミリオンアーサー」や「ファイナルファンタジーアートニクス」が登録会員数が100万人を突破するなど新規タイトルも伸長した。「ドラゴンクエストX  目覚めし五つの種族 オンライン」の運営も堅調に進捗したとのこと。   ■アミューズメント事業は、売上高337億9000万円(同6.7%増)、営業損益3億1600万円の赤字(同23億8700万円の黒字)だった。アミューズメント施設運営は、既存店の売上高が前年同期比で100%と堅調に推移したものの、アミューズメント機器の不振の影響が解消できておらず、収益面で厳しい状況だった。   ■出版事業は、売上高87億6700万円(同3.9%増)、営業利益20億4200万円(同9.4%増)だった。引き続きコミック単行本の販売が堅調に推移した。   ■ライツ・プロパティ等事業は、売上高24億2300万円(期26.0%増)、営業利益3億7600万円(同18.0%減)だった。引き続き、自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めた。   ■2013年3月期の見通し 2013年3月期は、売上高1500億円(前期比17.3%増)、営業利益75億円(同30.0%減)、経常利益65億円(同36.9%減)、当期純利益35億円(同42.2%減)を見込む。  
株式会社スクウェア・エニックス
https://www.jp.square-enix.com/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス
設立
2008年10月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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