KLab<3656>は、子会社KLab Globalを通じて提供するゲームアプリ『Lord of the Dragons』が3月16日、日本と米国のApp Store売上ランキングのゲームカテゴリでそれぞれトップ10に入ったと発表した。
同社では、『Lord of the Dragons』のプロモーションや運営の状況に関して、興味深い開示を行なっている。同社によると、リリース後間もなく広告プロモーションを行い、日米両国App Storeの無料ゲームランキングで首位を獲得し、その後は広告による集客は抑えたとのこと。
米国のスマートフォンアプリ市場は、日本よりもCPI(Cost Per Install)が高いため、売上に占める広告費負担が高く、売上ランキングの上位に入っても営業利益を出すのは難しいが、『Lord of the Dragons』の米国での直近の広告費は売上の3%未満と、広告費を抑えたまま売上ベスト10入りを果たした、としている。
同時に、日本式のゲーム運営方式を取り入れ、月4回程度のイベントを開催。米国のモバイルオンラインゲームにおいては、このようなゲーム運営方式は一般的ではなかったが、米国においてもこの日本式のゲーム運営が人気を博し、クチコミでユーザーが拡がった。この結果、広告費を抑えたことにより、MAU(Monthly Active User)とDAU(Daily Active User)が伸び悩む一方、日本式運営により課金率が伸び続け、結果的に売上が伸びたという。
■『Lord of the Dragons』
Androidアプリ版
iOSアプリ版
© KLabGames
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656