ソーシャルゲーム情報の1週間を振り返る(4月18日~4月22日)

4月18日~4月22日のソーシャルゲーム情報を振り返りたい。   [4月18日] ドリコム、「GREE」で対戦型カードゲーム『ビックリマン』の配信開始 ドリコム<3793>が「GREE」でソーシャルゲーム『ビックリマン』の配信を開始した。おおむねブームをリアルタイムで経験した世代=30代がターゲットのようだ。クルーズの「くにおくん」シリーズもそうだが、80-90年代にヒットしたコンテンツを掘り起こして活用するというのは、ソーシャルゲームでは引き続き重要な考え方になりそうだ。   [4月19日] カプコン、スマホ向けソーシャルゲーム開発会社を設立-ビーラインブランドとしてオリジナルコンテンツを配信 カプコン<9697>がスマートフォン向けソーシャルゲーム専門の会社を設立すると発表した。独自のブランドでかつ、ライトユーザーを対象にしたゲームを提供していく、とのこと。タッチパネル操作性や、ユーザーのゲームリテラシー、遊び方を想定すると、簡単なタッチ操作で遊べるゲームをリリースする、という考え方があるようだ。   [4月20日] GMS『大争奪!!レジェンドカード』、テレビ番組「バナナマンの神アプリ@」内で5週連続で紹介 GMSの『大争奪!!レジェンドカード』がテレビ番組「バナナマンの神アプリ@」内で5週連続で紹介されるとのこと。GMSは、以前も『大乱闘!!ギルドバトル』が同番組で取り上げられたことがあったが(関連記事)、5週連続とは驚いた。同社は、精力的にプロモーション活動を行っており、今後、どこまで伸びるのか注目される。   [4月21日] モブキャスト、「ゲムッパ」で恋愛ゲーム『トキ恋』を配信-会員1万人超が先行登録 モブキャストは、ケータイゲーム配信ポータルサイト「ゲムッパ」で恋愛シュミレーションゲーム『トキ恋(時をかける恋人)』の配信を開始した。フィーチャフォン、スマートフォンに対応している。事前登録で1万人のユーザーが登録したとのことで、かなりの期待を集めていることが伺える。「ゲムッパ」もコンテンツがかなり充実してきたようだ。   [4月22日] MobileNation、ブラウザでスマフォアプリがつくれるシステムを開発-4月22日付けの新聞記事(3)  モバリアル、ガラケー・Android・iPhoneに対応したソーシャルアプリ構築パッケージの提供開始  MdN、『iPhone/iPadアプリ実践開発ガイド HTML/CSS/JavaScriptでつくるネイティブアプリ』を発売  本来なら、グリー、OpenFeintを完全子会社化-世界最大級のモバイルソーシャルプラットフォーム構築へにコメントすべきだが、あちこちで報じられているので、あえて違った記事を。 ここ最近、スマートフォンアプリの制作ツールや受託開発、CMSなどが増えてきて、スマートフォンアプリの敷居がかなり下がっている。「App Store」のサービスが始まって以来、「コンテンツが埋もれる」的な議論は度々出てきたものだが、これだけ手軽に作れるようになってくると、制作ツールやCMSを提供する事業者でも安く・手軽に作れる以上の付加価値が求められるようになるかもしれない。