東映アニメーション<4816>は、本日(5月13日)、2013年3月期の連結決算を発表し、売上高336億円(前期比1.9%増)、営業利益47億円(同3.9%減)、経常利益52億円(同0.9%減)、当期純利益32億円(同4.3%増)だった。
版権事業での収益が伸び悩んだことが主な要因。しかしながら、前期末の決算発表時には、売上高24%減、営業利益53%減、経常利益51%減と予想していたことを考えると、大幅に上振れての着地となった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
(1)映像制作・販売事業は、売上高134億円(前期比38.7%増)、セグメント利益8億9400万円(同65.
9%増)だった。 「プリキュア」や「ワンピース」関連、「ドラゴンボール」の映画を公開したほか、「ワンピース」や「スマイルプリキュア!」、「トリコ」、「聖闘士星矢Ω」に加え、「探検ドリランド」などの番組本数が増えたことが主な要因。
(2)版権事業は、売上高117億8300万円(同3.4%増)、セグメント利益46億8000万円(同5.0%減)だった。ソーシャルゲーム『ワンピース グランドコレクション』や「スマイルプリキュア!」が好調に推移したものの、全体としては伸び悩んだ。
(3)商品販売事業は、売上高70億5800万円(同23.5%減)、セグメント利益2億0700万円(同66.0%減)だった。「スマイルプリキュア!」の関連商品は好調に推移したが、「ワンピース」については前期には及ばなかった。
■2014年3月期の見通し
2014年3月期は、売上高276億円(前期比18.0%減)、営業利益29億円(同39.2%減)、経常利益32億円(同39.2%減)、当期純利益20億円(同39.2%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816