独立系調査機関のティー・アイ・ダヴリュ(TIW)は、「ニンテンドー3DS」の普及が想定よりも遅れている点について、東日本大震災の影響よりも、ソフトのラインナップに原因があったと見ているようだ。
これは、TIWが4月27日に発行した任天堂<7974>のレポートで指摘したもの。任天堂は、これまで強力な自社ラインナップでハードを普及させてきたが、同時発売自社ソフトは「nintendogs+cats」だけ。「魅力的なソフトが少ないとハードは売れない」としている。
ただし、「マリオカート」や「スーパーマリオ」などの看板タイトルが発売されると、ハードの販売台数が急増すると見ているとのこと。
なお、任天堂の現在の株価(26日終値2万0010円)については、「Wii」後継機の仕様が不明であることや、「Wii」ビジネスの縮小傾向を考えると、妥当な水準と評価しているという。レーティングは、新規「2(Neutral)」。