タカラトミー、第3四半期決算は営業利益6%減の215億円 映像・人財投資の増加や米国関税の影響で トレカ売上大幅増、ガチャやキディランドも好調

タカラトミー<7867>は、2月10日、2026年9月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高2086億3800万円(前年同期比7.0%増)、営業利益215億9500万円(同6.4%減)、経常利益216億1600万円(同2.6%減)、最終利益95億4700万円(同33.8%減)だった。

・売上高:2086億3800万円(同7.0%増)
・営業利益:215億9500万円(同6.4%減)
・経常利益:216億1600万円(同2.6%減)
・最終利益:95億4700万円(同33.8%減)

同社では、日本が引き続き伸長したことに加え、アメリカズにおけるFat Brain Holdingsの想定を上回る販売増加もあり、売上高は過去最高になった、としている。営業利益は、売上高の増加に伴い売上総利益が伸長したものの、戦略に合わせた映像・人財投資の増加や米国の関税影響もあり、営業利益と経常利益はいずれも減益となった。最終利益の大幅減については、連結子会社であるTOMY Internationalにおけるのれんの減損損失48億6200万円を特別損失として計上したため。

主力の日本市場において、タカラトミーでは、「デュエル・マスターズ」におけるVTuberグループ「にじさんじ」とのコラボ商品の展開や、「ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム」のシリーズ展開により、トレーディングカードゲームの販売が前年同期を大幅に上回った。

また、10月には「ハイキュー!! バボカ!! BREAK」を発売するなど、幅広い顧客層に向けた商品展開を推進した。2025年に55周年を迎えた「トミカ」では、Kidults層に向け「トミカプレミアム」等の商品を展開するとともに、12月に「トミカ」初のファン感謝祭「TOMICA OWNERS MEETING」を実施するなど、更なる年齢軸の拡大施策を進めた。一方、前年同期に増加した「ぷにるんず」の海外向け輸出は減少した。

タカラトミーアーツでは、日本IPのグローバルでの人気を背景に、「ぬいぐるみ」や「ガチャ」等において、キャラクター商品を中心に幅広い年齢層からの支持を集め、国内外での人気が拡大している。「ガチャ」は北米展開を推進しており、11月に米カリフォルニア州で、セガ・三菱商事との実験店舗をオープンさせるとともに、大手グローサリーストアや映画館チェーン他、GENDAが持つプラットフォームでの販売を開始するなど、展開拡大に向けてスタートした。アミューズメントマシンにおいては、「ポケモンフレンダ」が堅調に推移するとともに、アジアでは「ポケモンメザスタ」を4月から稼働し順調な推移となった。さらに「ひみつのアイプリ」が人気の拡大もあり、前年同期を上回る実績となった。

また、キデイランドでは、幅広いキャラクター商品を取り揃えたトレンド発信基地として、訪日外国人観光客やKidults層を中心とした高いキャラクター人気を継続させるとともに、「新宿店」「名古屋パルコ店」「広島パルコ店」の新店効果も加わり、業績が拡大した。

 

【本体・グループ企業の売上高】
・タカラトミー:886億2800万円(前年同期比1.7%減)
・タカラトミーアーツ:403億4300万円(同11.0%増)
・キディランド:311億3500万円(同22.1%増)

【カテゴリー別売上高】
・プリスクール:271億円(+28億円)
「トミカ」は、幅広い年齢層に向けた商品展開が奏功し好調継続。また、アジアにおける人気も拡大。
・ファッショントイ:73億円(-19億円)
液晶お世話トイ「ぷにるんず」の欧米向け輸出分が減少。「リカちゃん」は幅広い年齢層に向けた商品展開を推進し、堅調な推移。
・アクショントイ:380億円(+64億円)
「デュエル・マスターズ」のVTuberグループ「にじさんじ」とのコラボ商品が人気を集めたことに加え、「ディズニー・ロルカナ・トレーディングカードゲーム」や「ハイキュー!! バボカ!! BREAK」の販売も寄与し、トレーディングカードは前年同期を大幅に上回る実績。

 

アメリカズでは、TOMY International, Inc.において、相互関税の発動やインフレ下における消費者の価格重視志向等により、主力であるベビー用品や農耕車両玩具の販売がターゲット層を中心に減少した。一方、2020年に同社グループの連結子会社となったFat Brain Holdings, LLCにおいては、高価格帯のオリジナル玩具販売が伸長するなど好調な推移となった。

アジアにおいては、「トミカプレミアム」をはじめとした「トミカ」のKidults層向け商品の販売が拡大したほか、「BEYBLADE X」では体験会や店頭イベント等の施策が奏功し、販売が伸長したものの、生産子会社であるTOMY(Hong Kong)Ltd.では北米向け商品の出荷が減少した。

■2026年9月期の見通し

2026年9月期の業績は、売上高2600億円(前期比3.9%増)、営業利益235億円(同5.5%減)、経常利益233億円(同3.1%減)、最終利益100億円(同38.8%減)、EPS112.37円を見込む。株価収益率は24.5倍となる。

・売上高:2600億円(同3.9%増)
・営業利益:235億円(同5.5%減)
・経常利益:233億円(同3.1%減)
・最終利益:100億円(同38.8%減)
・EPS:112.37円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:80.2%
・営業利益:91.9%
・経常利益:92.8%
・最終利益:95.5%

 

 

株式会社タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社タカラトミー
設立
1953年1月
代表者
代表取締役会長 小島 一洋/代表取締役社長CEO 富山 彰夫
決算期
3月
直近業績
売上高2502億3500万円、営業利益248億7000万円、経常利益240億3300万円、最終利益163億5000万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7867
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