LINEは、本日（7月17日）、東京渋谷の本社に加え、新たな事業拠点として、福岡社屋を建設することを明らかにした。2014年1月より着工し、2015年に竣工する予定。
福岡社屋は、LINEとLINE周辺サービスの開発ラボとしての役割を持つだけでなく、アジア地域などへのアクセスの良さを生かしグローバル展開をさらに加速させる役割を担う予定。これに伴い、新規人材採用が不可欠であることから、九州を中心に西日本地域における優秀な人材の確保も進めていく、としている。
現在、LINEでは、「LINE」「NAVER」「livedoor」でウェブサービス事業を運営・提供しているが、基軸となる無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE」は、登録ユーザー数が世界1億9000万人を突破するなど国内外で急速に成長している（7月11日現在）。今回の福岡社屋を通じて、サービス成長をさらに加速させていく考えだ。
また、今回の福岡社屋には、低層階に一般市民が自由に利用できる図書館や公園、無料Wi-Fiを設置するなど福岡市都心部機能更新型総合設計制度の活用を予定しているとのこと。福岡社屋を通して、近隣施設・住民との共生を図り、周辺地域の振興を支援する。
さらに福岡社屋の設計施工は、環境にも最大限に配慮し、日本の建築環境総合性能評価指標「CASBEE」の最高ランクであるSランクと、世界的な建物環境性能評価指標「LEED」の新築部門最高ランクであるプラチナ認証を同時に取得する、日本初のオフィスビルを目指すという。
■福岡社屋建設計画
所在地 ： 福岡県福岡市博多区博多駅前2-172
階数 ： 11 階・地下2階
着工 ： 2014 年1 月
竣工 ： 2015 年
入居人員： 約1,000 人を予定
