LINEは、本日（8月8日）、2013年4-6月期の「LINE」事業の売上高を発表し、前四半期比66.9％増の97億7000万円となったと発表した。アプリストアにおけるLINEのポジションの高まりを考えると、高い伸び率だったことが想定されたが、それでもすさまじい成長率である。
売上高の内訳は、ゲーム課金が約53％、スタンプ課金が約27％となっているとのこと。これで計算すると、ゲーム売上高は51億7000万円で、月商ベースでは17億2000万円という計算となる。ゲーム事業は、1-3月期は29億円だったから前四半期比で78％増となる。
また、LINE PLUS、LINE Business Partners、データホテルLINEも加えた連結での売上高については、前四半期比45.3％増の128億円だった。前年同期比では348.9％増となる。会社としてのLINEの全体売上額の約76％を占めたとのこと。同社によると、連結についてはLINEと広告事業の好調だった、としている。
同社によると、LINEの登録ユーザー数は、 日本、タイ、台湾、スペイン、インドネシアを中心に増加しており、7月21には世界2億人を突破。また、インドネシア、マレーシアなど東南アジア地域およびメキシコなど南米の主要国で、TVCMの放映や現地企業との共同プロモーションを実施するなど、グローバルでのマーケティング活動を強化しているという。
■LINE株式会社 代表取締役社長 森川亮氏のコメント
『LINEは、今年1月に1億ユーザーを達成してからわずか半年で2億ユーザーを突破し、国内外において大きく成長することができました。また、並行してスマートフォン時代における新たなビジネスモデルのあり方を検証し続けてきましたが、前期を大きく上回る実績を上げることができ、確かな手ごたえを感じています。引き続き手を緩めることなく、積極的な投資・チャレンジを続けてまいります。
世界共通のコミュニケーションインフラとなることを目指し、まずは年内までに世界3億人以上のユーザー獲得を目指したいと考えています。』
