ドワンゴ<3715>は、この日(8月8日)、第3四半期累計(2012年10月~2013年6月期)の連結決算を発表し、売上高265億円(前年同期比1.3%減)、営業利益18億(同155.7%増)、経常利益20億円(同186.8%増)、四半期純利益19億円(前年同期2億2000万円の赤字)となり、大幅な増益となった。
思えば、「ニコニコ動画」を開始する以前のドワンゴは、着メロや着うたの会社としてMTIなどと比較されていたものだが、今や全く違う会社となっている。
同社では、「ニコニコ超会議2」などのライブ事業での赤字幅が縮小したことに加え、主力のポータル事業でプレミアム会員が200万人に到達するなど増加したことで収益が大きく伸びた。ポータル事業の収益は、売上高117億円(同14.8%増)、セグメント利益18億円(同150%増)となった。
このほか、モバイル事業の売上高は102億円(同5.2%減)、セグメント利益13億円(同18.2%減)、ゲーム事業が売上高27億円(同36.7%減)、セグメント利益2億円(同43.8%減)となった。
■2013年9月期の見通し
2013年9月期は、売上高375億円(前期比3.5%増)、営業利益20億円(同47.8%増)、経常利益20億円(同55.9%増)、当期純利益23億円(前期5億0600万円の赤字)を見込む。