
創作サークル「ねこのおでこ」は、デッキ栽培ローグライク『庭小人の庭』のSteamストアページを2025年12月27日に公開したことを発表した。本作は、イラストレーター・猫額が制作した同人誌『庭小人の庭~薬草畑と世界樹の精霊~』に登場する架空のゲームを、実際にプレイ可能な形で製品化するという異例のプロジェクトである。価格と発売時期は未定だ。
本作は、魔道具の畑で植物カードを育てながら戦うデッキ構築型ローグライクである。種を植えて水や肥料を与え成長させ、成熟した植物の力を借りてダンジョンを攻略していく。リアルな栽培要素として、水や肥料のバランス、連作障害、病気といった要素が戦略性を高め、育成と休息のジレンマがプレイヤーに毎回異なる緊張感を与える。ターン制カードバトルとアイソメトリックマップ上での戦術的な配置を融合させた、唯一無二の栽培×戦略体験を届ける。
本作の原点は、精巧に作り込まれたゲームシステムや世界観設定、攻略情報すべてが架空のゲーム攻略本の同人誌であった。本作の開発は、原作攻略本に記された世界観とゲームデザインを忠実に再現しつつ、実際にプレイして楽しめる作品として結実した。「攻略本が先に存在するゲーム」という異例の開発過程そのものが、本作最大の魅力だ。
ゲームの核心は、リアルな栽培要素とターン性カードバトル、タクティクス戦闘を融合させた独自システムにある。植物カードは畑に植えて栽培でき、成長段階ごとに効果と攻撃範囲が変化する。栽培時には連作障害などにも注意が必要だ。また、独自の時間管理システムにより、植物を成長させるか休憩して体力を回復するかといったジレンマが発生する。戦略によっては、わざと植物を枯らしてデッキを圧縮する選択肢も可能であり、アイソメトリックマップ上での戦術的配置と相まって、多彩で毎回異なる戦略のビルド構築を楽しめる。





■関連サイト
▼Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/4105720/
▼原作購入リンク
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2535770