シンガポールのUnicon Pte. Ltd.(ユニコン社)は、8日、モバイルゲーム開発支援プラットフォーム「Fello」の提供を開始したと発表した。
今回提供を開始した「Fello」は、モバイルゲーム開発者のための開発支援プラットフォーム。ゲーム開発者が抱える大きな課題であるゲーム継続プレイ率の向上につながる「プッシュ通知機能」「メッセンジャー機能」をゲーム開発者に無償提供するとのこと。最短で数行のコードを組み込むだけで利用できる。
プッシュ通知は、開発者のお知らせや、ゲーム内アクティビティをリアルタイムに通知し、アプリの起動率を高める。プッシュ通知をゲーム内に導入したことにより継続率が約1.5倍上がった実績もでており、国内のアプリでも必須の機能となっている。
また、メッセンジャー機能はユーザー同士のコミュニケーションを深め、継続率の向上が期待される。ユーザー間メッセンジャーをゲーム内にシームレスに組み込むことで、ゲームのライフタイムバリューを高めていくことができる。
同社では、今後、ゲーム開発支援プラットフォーム「Fello」の提供を皮切りに、集客や収益化のサポート機能、多言語対応などを行なっていく予定。さらに日本だけでなく、アジアにおけるゲーム開発者のマーケティング活動をサポートする、としている。
なお、ユニコン社は、田中隆一氏がDeNAやノッキングオン、Zynga Japanなどを経て、2012年12月にシンガポール法人として設立したスタートアップベンチャー。同社のスタッフはいずれも国内外でモバイルゲーム開発・運営の経験豊富なメンバーで構成されているという。
【プッシュ通知とメッセンジャー機能】
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