エイチーム<3662>は、この日(9月13日)、2013年7月期の連結決算を発表し、売上高109億8900万円(前期比72.3%増)、営業利益17億1700万円(同60.5%増)、経常利益17億1800万円(同60.6%増)、当期純利益10億4200万円(同76.6%増)だった。初めての連結のため、前期との比較は参考値にすぎないが、大幅な増収増益での着地となった。
また、7月16日に修正した業績予想は、売上高110億円、営業利益18億0200万円、経常利益18億0200万円、当期純利益10億5000万円だったが、売上高、利益ともに若干の未達となった(関連記事)。
スマートフォンアプリやソーシャルゲームなエンターテインメント事業が好調に推移したことが主な要因だった。売上高66億3200万円(同102.3%増)、セグメント利益18億5600万円(同65.7%増)だった。スマートフォン向けモンスターバトルゲーム「ダークサマナー」が通期で売上・利益に寄与したほか、競馬シミュレーションゲーム「ダービーインパクト」が計画を上回る好調なスタートとなった。
ライフサポート事業は、売上高43億5700万円(同40.5%増)、セグメント利益6億3200万円(同17.3%増)だった。引越し比較サイトは引き続き「引越し侍」の利用件数を伸ばすとともに、周辺サービスの売上も伸ばした。また車査定・買取サイトも利用者、売り上げともに順調に拡大した。
なお、四半期ベースでの売上高26億1600万円(前四半期比7.2%減)、営業利益3億8200万円(同7.0%増)、経常利益3億7700万円(同4.7%増)、四半期純利益2億2700万円(同2.3%増)となった。
【四半期別の売上高・営業利益の推移(億円)】
■2014年7月期の見通し 2014年7月期は、売上高150億円(前期比36.4%増)、営業利益24億円(同39.7%増)、経常利益24億円(同39.6%増)、当期純利益14億1000万円(同35.3%増)を見込む。 「ダークサマナー」に加え、「ダービーインパクト」、「ダークラビリンス」、「レギオンウォー」の3タイトルが収益に寄与する見通し。「レギオンウォー」は、スマートフォン初の世界同時ギルドバトルを実現したタイトルで、「ダークサマナー」で蓄積したノウハウを生かし、グローバルでの会員獲得に注力する。このほか、スマートフォン向けに新規タイトルについては、復数リリースする予定。会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662