グリー、「GREE Ads DSP」に新機能を追加…「GREE」との連動などで効率的なターゲティング配信が可能に

グリー<3632>は、本日(10月8日)、広告主および広告会社の出稿を最適化するデマンドサイドプラットフォーム「GREE Ads DSP」に新機能を追加し、新たなバージョンの提供を開始すると発表した。

「GREE Ads DSP」は、広告効果の自動最適化、リターゲティング配信、リアルタイムビッディング(RTB)機能などを持つ配信サービスで、2012年6月より提供している。今回追加された新機能は以下のとおり。

(1)SNS「GREE」との連動

「GREE Ads DSP」を「GREE」と連動させることで、「GREE」に登録しているユーザーの属性や趣味嗜好情報を駆使したターゲティング配信を行うことができる。なお、連動される情報は、ユーザーの性別、年齢、好きなこと・もの・食べ物といった内容であり、個人が特定される情報は含まれない。

(2)ビュースルーコンバージョン計測

ユーザーが広告を最初に見た時点ではアクション(クリック、購買、資料請求など)をせず、しばらく経ってから間接的な経由(検索、ブックマーク、直接URL入力など)で広告主サイトへ訪問しアクションした数を計測する機能。直接的なクリックではなく、広告インプレッションがユーザーにどれだけ間接的に影響を与えているかを知るための指標になる。

(3)在庫予測機能

在庫予測機能により広告会社は、広告申込予約をする前に、掲載可能な広告インプレッションがあるかどうか確認することができるようになる。その上で、広告申込予約の際に予測データを出力することで、オーバーブッキングなどのムダを回避することが可能となる。

(4)広告表示の最適化

1案件につき2つ以上の広告が配信される場合、通常全ての広告が均等に配信されるが、今回新たに、計測に基づきCTRの高い広告をより頻繁に表示させる機能を搭載した。

(5)PC対応

「GREE Ads DSP」は、スマートフォンとタブレット端末に広告を配信していたが、今回新たにPCへの広告配信が可能になる。これにより広告主、媒体社は配信対象をさらに拡げることが可能となる。

 

 

今回、この「GREE Ads DSP」に新機能を追加したことで、「GREE Ads DSP」を活用する広告主と広告会社は、自社のプロモーションを最も適合したユーザーに最適な価格で届けることができる、としている。

グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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