ユビキタスエンターテインメント（UEI）は10月15日、同社の開発・提供するHTML5/JavaScript環境対応のゲーム開発エンジン「enchant.js(エンチャント・ジェイエス)」が、任天堂<7974>提供の「Wii U」向けソフトウェア開発フレームワーク「Nintendo Web Framework」に対応すると発表した。同エンジンが対応するプラットフォームはPC/Mac、Android/iOSと幅広かったが、これに「Wii U」が加わることとなる。「enchant.js」は2011年4月にUEIが開発・公開したオープンソースのHTML5向けゲームエンジンで、PC/Mac、スマートフォン用OSなどクロスプラットフォームで動作するゲームエンジンとして頒布されている。プログラム本体のほか、ゲーム作成に使用可能な画像素材や音声素材なども提供。UEIによれば、世界中でもっとも多く利用されているHTML5向けゲームエンジンだという（2013年10月調べ）。一方、「Nintendo Web Framework」は、HTML5とJavaScriptで「Wii U」向けソフトを開発するための開発環境だ。
「Nintendo Web Framework」に対応した「enchant.js for Nintendo Web Framework」は、「enchant.js」を「Wii U」上で高いパフォーマンスで最適に動作するようにカスタマイズしたものとなる。
UEIは、iPhone向けに販売していたシューティングゲーム「グランダリウス」を、「enchant.js for Nintendo Web Framework」を利用してリニューアルし「Glandarius WingStrike for Wii U(仮称)」として開発中だ。
■関連サイト
・enchant.jsの公式サイト
© 2008-2012 Ubiquitous Entertainment Inc.
