ソフトバンク、「クラッシュ・オブ・クラン」のスーパーセルを買収との報道　「ガンホーと連携」

日本経済新聞電子版は10月15日17時過ぎごろ、「ソフトバンク<9984>はスマートフォン（スマホ）向けゲームの世界大手、フィンランドのスーパーセル（ヘルシンキ）を買収する」と報道した。約1500億円を投じて同社の株式 51％を取得すると伝えている。同じくスマホ向けゲーム世界大手でソフトバンク子会社のガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>と、スーパーセルでゲーム開発ノウハウなどを共有し、連携を加速させるとのこと。

スーパーセルの代表作は、敵を撃退しながら村を発展させていく「クラッシュ・オブ・クラン」や農業を疑似体験できる「ヘイデイ」など。「クラッシュ・オブ・クラン」「ヘイデイ」ともに米国App Storeゲーム売り上げランキング上位の常連だ。日経の報道によれば、スーパーセルは２～８月のｉＯＳ向けゲームでは売上高は世界首位で、2013年の売上高は800億円を超え、12年の100億円規模から急速に拡大する見込みという。
 

日経は記事の中で「ソフトバンクが約８割、ガンホーが約２割を出資して特別目的会社を設立する。この会社がスーパーセルに出資する複数の投資会社などから株式を買い取る」としている。スーパーセルとガンホーは、すでにコラボレーション企画などで連携している（関連記事）。