アタラとNEC、スマホのカメラをかざすだけでWEBサイトやSNSに誘導するサービス「jumper」の提供開始

アタラとNECは、スマートフォンなどのカメラをかざすだけで企業のウェブサイトやSNSに誘導を実現し、必要な情報を瞬時に取得できるイメージトリガーサービス「jumper(じゃんぱー)」の提供を開始したと発表した。

「jumper」は、NECの画像認識サービス「GAZIRU」と、アタラが開発したスマートフォン専用アプリ「jumperアプリ」とを組み合わせたサービス。ユーザが、jumperアプリをスマートフォンにダウンロードし、雑誌や屋外広告にスマートフォンをかざすことで、企業や商品のウェブサイトを表示できるほか、ポイントなども獲得できる。また、会社のロゴにかざすことでFacebookページも表示させることもできる。

広告主である企業は、このサービスを利用することで、ユーザと企業や商品などをリアルタイムかつデジタルに直接結び付ける(ジャンプさせる)ことができる。jumperアプリをいかにインストールしてもらうかが課題になるかもしれないが、今後のプロモーション手法として注目される。アタラはjumperの無料お試し版として、「jumper」アプリのα版を本日から提供開始した。

 

イメージトリガーサービス「jumper」の特長は以下のとおり。

1.新しい広告宣伝手法を提供
Jumperアプリをダウンロードしたスマートフォンを認識対象にかざすだけで、広告やクーポン、関連情報を表示可能。また、SNSと連携させることにより、口コミでの情報の共有・拡散も実現。スマートフォンをかざすだけで、世の中の様々なものをデジタルネットワークに取り込み、マーケティングツール化することができるため、既存メディアの枠を超えた、新しい広告宣伝手法を提供。

 
2.撮影対象の認識に特殊なマークが不要
Jumperでは、写真や商品そのものをトリガー(きっかけ)とするため、認識対象を撮影した画像から情報へ誘導が可能。このため、現在、認識対象と情報を紐付ける手段として多く使われているQRコードで必要な、企業による「認識対象へのQRコードの配置スペース確保」や、ユーザによる「QRコード読み取り」などが不要。

 
3.いつでも、誰でも無料で使える
「jumper α版」は、ユーザが無料のアカウントを作成するだけで、すぐに誰でも使用可能。これまで、企業が画像認識技術を使ったキャンペーンを展開する際に必要となっていた、専用アプリケーションの開発による時間やコストを低減。様々なマーケティング施策へ柔軟に適用可能。