アクロディア、14年8月期の連結業績予想を上方修正　KLabからの譲渡事業や国内ソーシャルゲームなどが寄与　純利益は下方修正

アクロディアは1月10日、2014年8月期の連結業績予想を修正した。売上高、営業利益、経常利益は上方修正した。2013年11月1日にKLabから譲り受けたシステムインテグレーション事業（SI事業）の業績について、予想に織り込んだため。もっとも、投資有価証券売却損が発生し、純利益は下方修正した。

修正後の売上高は従来予想より5.7憶円多い46.85億円（前期比8.7％増）、営業利益は2.15億円多い2.72億円、経常利益は2.16億円多い2.61億円だった。営業益、経常益ともに、前期は赤字だった。KLab<3656>から譲り受けた事業が寄与するほか、国内で展開しているソリューション事業では、新規ソーシャルゲームの投入や収益化施策により売上が順調に推移しているという。連結子会社であるAMSのEC事業も堅調とのこと。

 一方、連結子会社であるAcrodea Koreaが韓国市場向けに展開しているアプリやソーシャルゲームなどについては、既存ゲームのリニューアルなどの調整があり、当初計画していた収益化の進捗が遅れているため、下期以降の売上増加を見込んでいるという。

純利益は従来予想から1700万円少ない1000万円に修正した。保有する投資有価証券の譲渡を決めたため、現時点で見込まれる投資有価証券評価損1.77億円を第2四半期（2013年9月～2014年2月）に特別損失として計上する。