ゲーム株概況　ミクシィが逆行高、『モンスト』の売上ランキング堅調で　バンナムHDが下落、一部証券会社が投資判断引き下げ

1月14日の東京株式市場では、相場全体の大幅安に連れて、ゲーム株も総じて売られた。一方、新作『モンスターストライク』の売上が堅調に推移しているミクシィ<2121>や、新作レースゲームへの期待感が浮上しているクルーズ<2138>が逆行高となった。

ミクシィは前週末比790円（11.8％）高の7470円で取引を終えた。『モンスターストライク』の売上ランキングが上位で安定してきていることが、買い材料視されたようだ。App Store（ゲームカテゴリー）では前週末10日以降、3連休（11～13日）、そして連休明けのきょう10時時点でもトップ10を維持（関連記事）。Google Play（ゲームカテゴリー）でも、きょう10時時点で過去最高となる12位と、トップ10入りに近づいた（関連記事）。

クルーズは4日連続で上昇し、終値は12％高の5080円。株価が5000円台に乗せるのは昨年5月以来だ。1月6日からiOS端末向けにオーストラリア先行配信を始めた新作レースゲーム『ACR DRIFT』への期待先行買いが続いているとの見方があった。 大手ゲーム株では、バンダイナムコＨＤ<7832>の下げが大きい。終値は4.8％安の2208円。一部外資系証券が投資判断を「買い」から「中立」に引き下げたことが売り材料とされた。その証券会社は、ネイティブアプリゲーム分野でのバンナムHDの優位性は既に株価に織り込まれ、割安感がなくなったと判断したもよう。


以下、14日の主なゲーム企業の株価と騰落（単位は円）

銘柄名	証券コード	終値	前日比	前日比率
クルーズ	2138	5,080	545	12.02%
ミクシィ	2121	7,470	790	11.83%
ケイブ	3760	2,470	70	2.92%
サイバーエージェント	4751	4,385	80	1.86%
ディー・エヌ・エー	2432	2,350	17	0.73%
コナミ	9766	2,398	-5	-0.21%
ボルテージ	3639	1,221	-5	-0.41%
グリー	3632	1,099	-12	-1.08%
コロプラ	3668	3,140	-35	-1.10%
日本一ソフトウェア	3851	883	-13	-1.45%
ネクソン	3659	934	-14	-1.48%
オルトプラス	3672	2,412	-41	-1.67%
エイチーム	3662	6,210	-120	-1.90%
ＧＭＯインターネット	9449	1,334	-33	-2.41%
セガサミーＨＤ	6460	2,666	-70	-2.56%
コーエーテクモＨＤ	3635	1,212	-32	-2.57%
ガンホー	3765	706	-19	-2.62%
カプコン	9697	1,855	-55	-2.88%
ｅｎｉｓｈ	3667	2,612	-78	-2.90%
日本ファルコム	3723	1,093	-34	-3.02%
マーベラスＡＱＬ	7844	783	-25	-3.09%
エイティング	3785	1,841	-59	-3.11%
ＫＬａｂ	3656	806	-30	-3.59%
任天堂	7974	15,500	-580	-3.61%
アクセルマーク	3624	760	-35	-4.40%
スクウェア・エニックスＨＤ	9684	1,751	-84	-4.58%
バンダイナムコＨＤ	7832	2,208	-110	-4.75%
アエリア	3758	1,370	-74	-5.12%
モブキャスト	3664	1,236	-70	-5.36%
ドリコム	3793	267,000	-35,000	-11.59%