ビッグフィッシュゲームズ、2013年度売上高は約272億円...11年連続で2桁成長

世界最大級のカジュアルゲーム会社である米国「ビッグフィッシュゲームズ(Big Fish Games)」社は、1月28日、2013年度の決算を発表し、売上高が2億6600万ドル(約271億9600万円)となり、11年連続で2桁の成長であることを明らかにした。同社によると、『Big Fish Casino』や『Fairway Solitaire』をはじめとしたモバイル向けのアプリ課金モデルのゲームの成功が寄与したとし、今回の売上高のうち半分以上がモバイル向けゲームアプリによる収益であった、とのこと。
 
「ビッグフィッシュゲームズ」は、世界最大級のカジュアルゲーム会社で、誰でも、どこでも、どの端末でも楽しめるエンターテイメントを提供している。もともとは、PC向けのブラウザゲームを提供していたが、モバイルゲーム市場の拡大に伴い、ブラウザゲームでの知見を活かしてモバイルゲームアプリ市場に参入し、2008年以降トップゲーム開発社として第一線にいる。スマートフォンアプリでは、米国App Storeの売上ランキング上位の常連タイトル『Big Fish Casino』、『Fairway Solitaire』が有名だ。

過去2年間、売上高と提供アプリ数の2部門で、モバイルゲーム会社のトップとして君臨し続けている。現在、iOSアプリだけでも約400タイトルのアプリをリリースしている。同社は、今回の決算結果に関して、市場のニーズとユーザーの本質的な欲求を満たすために、高品質なエンターテイメントを注力し続けたことが、モバイルアプリ市場とアプリ課金モデルでの成功に繋がった、としている。
 
また、同社が2013年にiOS向けにリリースしたアプリは、複数のゲームカテゴリで売上ランキングの首位となった。アップル(Apple)社が発表した「2013年売上ランキングトップ10アプリ」では、同社の『Big Fish Casino』が、iPhoneとiPadの両方でランクインを果たした。カジノゲームでは、iPhoneとiPadの両ランキングでランクインをしたのは同社のみだ。
 
現在、同社の『Big Fish Casino』は、iOS、アンドロイド(Android)、フェイスブック(Facebook)、PCのブラウザゲームに対応しており、ユーザー同士の繋がりである"ソーシャル性"を重要視している。現在、同ゲームでは、1700万人以上のユーザー同士が繋がることができる。同社は、同ゲームの強みでもある"ソーシャル性"を活かしたことで、アメリカを含む主要市場5か国以上でダウンロード数を伸ばした。これにより、2013年度の売上高は前年比250%増となった、としている。また、同社の『Fairway Solitaire』は、2013年、ソリティアゲームの中では売上高1位を記録した、としている。
 
同社は、2014年度の戦略として、マルチプレイのアプリ課金型モバイルゲームに注力していくとし、斬新で革新的なアプリ課金型モバイルゲームを20タイトル以上リリース予定であることを明らかにした。
ちなみに、同社は、アプリ課金型モバイルゲームを、2013年には5タイトル、2012年には3タイトルをリリースしていることから、今回アプリ課金型モバイルゲームに大きく方向転換をしたことが伺える。
 
 
 

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公式サイト
 
Big Fish Celebrates 11th Consecutive Year of Record Growth, Top-Grossing, Hit Free-to-Play Mobile Games and a Robust Catalog of Nearly 400 Premium Mobile Titles Drive Double-Digit Growth in Gross Revenue and Strong Profits in 2013」(プレスリリース)




© Big Fish Games, Inc.