GMO、13年12月期は20%超の増収・営業増益…スマホゲーム関連の赤字縮小とWEBインフラ・EC関連事業の伸びで

GMOインターネット<9449>は、本日(2月6日)、2013年12月期の連結決算を発表し、20%を超える増収・営業増益となった。ソーシャル・スマートフォン関連事業の赤字幅が縮小したことに加え、主力のWEBインフレ・EC事業が伸びたことが主な要因だった。

同社の発表した決算は、売上高937億円(前年同期比26.0%増)、営業利益110億円(同20.2%増)、経常利益109億円(同19.2%増)、当期純利益52億円(同16.1%増)だった。






主なセグメント別の状況は以下のとおり。

(1) WEBインフラ・EC事業は、売上高381億円(同26.4%増)、営業利益52億円(同24.2%増)と大きく伸長した。ドメイン取得やレンタルサーバー、EC支援、セキュリティ、決済など各事業でシェアが拡大した。

(2)インターネットメディア事業は、売上高301億円(同15.7%増)、営業利益19億円(同1.9%減)だった。利益率の低いリスティング広告の売上が伸長したほか、利益率の高いSEO商材の売上が一時的に落ち込んだことが主な要因。

(3)インターネット証券事業は、売上高214億円(同29.7%増)、営業利益47億円(同7.6%増)だった。

(4)ソーシャル・スマートフォン関連事業は、売上高58億円(同103.1%増)、営業損益12億円の赤字(前年同期21億円の赤字)となった。「幻想のミネルバナイツ」などを中心にネイティブアプリの売上が伸びたものの、積極的な事業投資を継続したことによる。

(5)インキュベーション事業は、売上高1億円(同75.1%減)、営業損益0.84億円の赤字(同3億円の黒字)だった。キャピタルゲインを目的としたインターネット関連企業への投資、事業拡大への支援、企業価値向上支援を行なっている。






■2014年12月期の見通し

2014年12月期は、売上高1050億円(前期比12.1%増)、営業利益125億円(同13.6%増)、経常利益125億円(同14.2%増)、当期純利益55億円(同4.9%増)と引き続き増収増益を見込む。


GMOインターネットグループ株式会社
http://www.gmo.jp/

会社情報

会社名
GMOインターネットグループ株式会社
設立
1991年5月
代表者
代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
決算期
12月
直近業績
売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9449
企業データを見る