中国Joyme.comが約22億円を資金調達…CEOは元EA中国のリードプロデューサー

2月11日付けのTech Sinaによれば、中国・北京のモバイルゲーム会社Joyme.com(着迷网)は、シリーズBで1億3000万元(約21億9700万円)を調達したことが明らかになった。今回のラウンドでは、2011年にシリーズAで数億ドル(数十億円)の投資をしていたBlueRun Venturesの他、新たにFosun Groupのベンチャーキャピタル部門Fosun Capitalが参加した。
 
Joyme.comは、2011年、エレクトロニック・アーツ中国スタジオの元リードプロデューサーで中视网元のCEOの陈阳氏によって設立された。現在、同社の従業員数は100人以上となっている。
 
BlueRun Venturesは、主にアーリーステージへの投資が多いベンチャーキャピタル。拠点は、アメリカ・メンローパーク、中国・北京/上海、韓国・ソウルの4か所にある。投資案件としては、インターネットサービス、モバイル向けサービスが多い。実際に、1999年にはアメリカの電子決済サービスPayPalにシリーズBで400万ドル(約4億6720万円<1999年7月当時:1ドル=116.80円>)の投資をしている。
 
Fosun Capitalも、主にアーリーステージへの投資が多い中国のベンチャーキャピタル。投資案件としては、医薬品、鉄鋼業、エネルギー、製造業、Eコマース等のインターネットサービスをはじめとした様々な分野で投資しており、中国国内の企業だけではなく、中国市場に参入を検討しているドイツ、イスラエル、日本など海外企業にも投資をしている。
 
なお、今回の資金調達をもとに、Joyme.comは、チームの拡大、コンテンツとブランディングを向上していきたい、としている。また同社は今年の3月、プレイヤー、開発者、アプリ配信プラットフォームへ包括的にサービス提供する”新規開発戦略”サービスのリリースを予定している。



 

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