5月13日付けの日本経済新聞朝刊は、民放大手5社の2011年3月期の連結決算が出そろい、フジメディアHD<4676>、TBS HD<9401>、日本テレビ<9404>、テレビ朝日<9409>の最終損益が前の期に比べて改善した、と報じている。昨年10月に持株会社に移行したテレビ東京HD<9413>も実質増益。
報道によれば、東日本大震災の発生直後、各社は通常番組を特別番組に切り替え、広告放送をカット。イベントの中止・延期なども減収要因になったが、スポット広告の回復で吸収したとのこと。
ただ、今期の上期は、スポット広告が前年同期を下回る見通しで、2012年3月期はTBS HDを除く4社の営業損益が悪化するという。