日本ファルコム<3723>が本日(5月13日)発表した第2四半期累計(2010年10月~2011年3月期)の業績は、売上高3億7700万円(前年同期比84.2%増)、営業利益2500万円(前年同期1億5200万円の赤字)、経常利益1億2700万円(同1億5000万円の赤字)、四半期純利益1500万円(同8900万円の赤字)だった。
■予想を上回る決算
同社の第2四半期累計期間の業績予想は、赤字となる見通しだったが、売り上げが予想を上回ったことから、利益面でも黒字での着地となった。
同社では、2010年9月30日にプレイステーションポータブル向けに発売した「英雄伝説 零の軌跡」に加え、異例のロングセラーを続けている「英雄伝説 空の軌跡」シリーズが引き続き好調に推移した、としている。製品部門の売上高は前年同期比91.0%増の2億8700万円だった。
また、ライセンス部門も伸びており、売上高は65.6%増の9000万円だった。携帯電話向けオンラインゲームの配信や、iTunes Storeでの楽曲販売なども行った。
■9月通期の予想
9月通期は、売上高11億円(前期比9.4%減)、営業利益1億2000万円(同58.2%減)、経常利益1億2000万円(同58.5%減)、当期純利益7500万円(同52.8%減)を見込む。従来予想からは変更はなし。PSP向け新製品である「英雄伝説 碧の軌跡」を発売する予定。
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723