ワンオブゼムは4月8日、東京ディズニーランドのマーケターとして活躍し、『ディズニーこころをつかむ９つの秘密』を執筆した、渡邊喜一郎氏を経営陣に迎え入れたと発表した。スマホゲーム事業のマーケティングの強化やゲームキャラクターを使った新事業の展開を進めていくという。同社は現在、『ガチャウォリアーズ』などスマートフォンゲームアプリを中心にコンテンツを提供しているが、ゲームだけでなく、様々なエンターテイメントを提供する企業としての成長を目指している。エンターテイメント業界の第一線で活躍してきた渡邊喜一郎氏の参画で、同分野での事業戦略と経営の強化をはかる。
（左：渡邊喜一郎氏、右：同社代表取締役社長CEOの武石幸之助氏）
渡邊喜一郎氏は東京ディズニーランドの運営会社であるオリエンタルランドに入社し、マーケティング部に配属。1983年の東京ディズニーランドのオープンに向け、知名度向上、集客、ブランディング、プライシングなどマーケティング全般に携わった。開業後はオフィシャルホテルオープン、ディズニーリゾート全体の開発を手掛ける。その後、日産自動車、日本電信電話（NTT）、米国ユニバーサル・スタジオ、トミー（現・タカラトミー）などで活躍し、2014年3月からワンオブゼムに参画した。著書に、『ディズニーこころをつかむ９つの秘密』（ダイヤモンド社）や『ディズニー、NTTで実践した「感動とリピート」のマーケティング』（実業之日本社）がある。
