コーエーテクモHD、14年3月期は営業益15%増を達成…オンライン・モバイル、乙女ゲーム、遊技機関連が好調
コーエーテクモホールディングス<3635>は、本日(5月1日)、2014年3月期の連結決算を発表し、売上高375億7600万円(前期比8.5%増)、営業利益71億4000万円(同15.0%増)、経常利益107億2800万円(同21.4%増)、当期純利益69億3600万円(同22.6%増)だった。
主力のゲームソフト事業は一部新作の発売延期により減益となったものの、オンライン・モバイル事業、メディア・ライツ事業、SP事業が好調に推移したことで、売上高・営業利益が2桁の伸びとなった。株式相場の上昇や為替相場が円安で推移した影響などにより、有価証券関連損益も大きく改善したことで、経常利益、最終利益が押し上げられた。
(1)ゲームソフト事業は、売上高254億4100万円(同7.3%増)、営業利益60億1700万円(同3.4%減)だった。「討鬼伝」が順調な立ち上がりをみせたほか、「信長の野望・創造」もシリーズ歴代最高の発売日セールスを記録するなど好調な滑り出したった。新旧タイトルが堅調に推移したことに加え、ダウンロードコンテンツ販売も伸長したことなどから増収を達成し、過去最高のセグメント売上となったものの、一部新作タイトルの発売延期などから減益となった。
(2)オンライン・モバイル事業は、売上高64億2300万円(同17.2%増)、セグメント利益10億7300万円(同95.4%増)だった。経営統合以来最高のセグメント売上となった。「100万人の信長の野望」「100万人の三國志」「100万人のWinning Post」などのマルチプラットフォーム展開を推進した結果、好調に推移した。また海外では「のぶニャがの野望」が台湾のユーザー投票において2年連続で金賞を獲得するなど好評を博した。「my GAMECITY」では、人気タイトルの導入やスマートフォン版の本格始動などプラットフォームサービスを拡大し、会員数50万人が突破した。
(3)メディア・ライツ事業は、売上高20億7100万円(同19.0%増)、セグメント利益2億0200万円(前期1700万円の赤字)だった。大幅に業績が向上し、黒字転換を果たした。「金色のコルダ3 AnotherSky feat. 神南」をはじめ3タイトルをリリースしたほか、「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 10th Birthday」など2本のメモリアルイベントを開催。また、新規IP「下天の華」についても、続編となる「下天の華 夢灯り」を発売するとともに、スマートフォン向けに「下天の華 刻の詩」の配信を開始した。
(4)SP事業は、売上高22億7800万円(同3.8%増) セグメント利益9億2300万円(同43.8%増)だった。 パチンコ・パチスロ機への版権許諾及び液晶ソフト受託開発が堅調に推移したことに加え、開発ラインの増強などにより増収増益を達成し、経営統合以来最高のセグメント売上・利益となった。
(5)アミューズメント施設運営事業は、売上高17億9600万円(同7.0%減)、セグメント利益9000万円(同42.7%減)だった。「テクモピア船橋店」のオープンに加え、売場のニーズに合わせたゲーム機械の導入やサービスの見直し、集客効果の高い「のぶニャがの野望」のキャラクターを活用した店舗イベントなどを開催したことにより、既存店売上高は底堅い動きとなった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期は、売上高380億円(前期比1.1%増)、営業利益80億円(同12.0%増)、経常利益110億円(同2.5%増)、当期純利益70億円(同0.9%増)を見込む。
主力のゲームソフト事業は一部新作の発売延期により減益となったものの、オンライン・モバイル事業、メディア・ライツ事業、SP事業が好調に推移したことで、売上高・営業利益が2桁の伸びとなった。株式相場の上昇や為替相場が円安で推移した影響などにより、有価証券関連損益も大きく改善したことで、経常利益、最終利益が押し上げられた。
(1)ゲームソフト事業は、売上高254億4100万円(同7.3%増)、営業利益60億1700万円(同3.4%減)だった。「討鬼伝」が順調な立ち上がりをみせたほか、「信長の野望・創造」もシリーズ歴代最高の発売日セールスを記録するなど好調な滑り出したった。新旧タイトルが堅調に推移したことに加え、ダウンロードコンテンツ販売も伸長したことなどから増収を達成し、過去最高のセグメント売上となったものの、一部新作タイトルの発売延期などから減益となった。
(2)オンライン・モバイル事業は、売上高64億2300万円(同17.2%増)、セグメント利益10億7300万円(同95.4%増)だった。経営統合以来最高のセグメント売上となった。「100万人の信長の野望」「100万人の三國志」「100万人のWinning Post」などのマルチプラットフォーム展開を推進した結果、好調に推移した。また海外では「のぶニャがの野望」が台湾のユーザー投票において2年連続で金賞を獲得するなど好評を博した。「my GAMECITY」では、人気タイトルの導入やスマートフォン版の本格始動などプラットフォームサービスを拡大し、会員数50万人が突破した。
(3)メディア・ライツ事業は、売上高20億7100万円(同19.0%増)、セグメント利益2億0200万円(前期1700万円の赤字)だった。大幅に業績が向上し、黒字転換を果たした。「金色のコルダ3 AnotherSky feat. 神南」をはじめ3タイトルをリリースしたほか、「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 10th Birthday」など2本のメモリアルイベントを開催。また、新規IP「下天の華」についても、続編となる「下天の華 夢灯り」を発売するとともに、スマートフォン向けに「下天の華 刻の詩」の配信を開始した。
(4)SP事業は、売上高22億7800万円(同3.8%増) セグメント利益9億2300万円(同43.8%増)だった。 パチンコ・パチスロ機への版権許諾及び液晶ソフト受託開発が堅調に推移したことに加え、開発ラインの増強などにより増収増益を達成し、経営統合以来最高のセグメント売上・利益となった。
(5)アミューズメント施設運営事業は、売上高17億9600万円(同7.0%減)、セグメント利益9000万円(同42.7%減)だった。「テクモピア船橋店」のオープンに加え、売場のニーズに合わせたゲーム機械の導入やサービスの見直し、集客効果の高い「のぶニャがの野望」のキャラクターを活用した店舗イベントなどを開催したことにより、既存店売上高は底堅い動きとなった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期は、売上高380億円(前期比1.1%増)、営業利益80億円(同12.0%増)、経常利益110億円(同2.5%増)、当期純利益70億円(同0.9%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635