SE H&I、2011年3月期は営業益28%増-出版事業の採算改善やソーシャルゲームの受託が伸長

SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ(SE H&I)<9478>は、本日(5月16日)、2011年3月期の連結業績を発表し、営業利益が前期比28.4%増の1億6100万円となった。

主力の出版事業で、利益体質を重視し、新刊点数の絞り込みや製品在庫の適正化への取り組みが奏功したことに加え、ソーシャルゲーム・スマートフォンアプリの受託やゲームセンター運営が順調だったとのこと。

経常利益は、同10.4%増の2700万円だった。営業利益が増加したものの、前期にあった投資有価証券倍kyくえきや負ののれん償却益が計上されなかったため、営業利益に比べると伸び幅が低下した。

当期純損益は、3億0500万円の赤字となり、前期6100万円の赤字から拡大した。ゴルフ会員権の評価損のほか、震災関連特別損失3億2900万円を計上したことが主な要因。

また売上高は前期比25.5%減の75億8400万円だった。主力の出版事業での新刊の絞り込みや、SEメディアパートナーズ(現アキナジスタ)が連結から外れたことや、人材紹介・派遣事業、Eラーニングコンテンツの売上が減少したため、としている。

 

■2012年3月期の見通し

2012年3月期は、売上高76億円(前期比0.2%増)、営業利益2億円(同23.8%増)、経常利益2億円(同627.5%増)、当期純利益1億2000万円(黒字転換)を見込む。