フランスのモバイルゲーム大手ゲームロフトは7月28日、2014年上半期（1～6月）の連結売上1億1130万ユーロ（152億円、1ユーロ＝137円換算）だったと発表した。恒常為替レートベースにすると前年比10%増、また現在の為替レートベースにすると前年比2%増の達成となった。欧州・中東・アフリカは2014年上半期の売上高全体の33%、北米は30%、アジア太平洋地域は19%、中南米は18%を占める。なお、第2四半期（4～6月）で見ると5500ユーロ（75億円）となった。ゲームロフト社の著しい成長は、大型タイトルの配信開始がない上半期の間も継続した。2014年度で同社からリリース予定の12～15の新ゲームのうち、4つのゲームのみが上半期に配信を開始している。つまり2014年上半期における売り上げの95％以上は、ゲームアップデートにより着実にゲーム寿命を伸ばしている既存タイトルがもたらしているといえよう。
ゲームロフト社は最新作『モダンコンバット5：Blackout』で大きな成功を収め、配信開始直後から、同タイトルは全世界のApp Storeで最もダウンロードされた有料アプリのひとつとなった。今後は『アイス・エイジ：アドベンチャー』、『Spider-Man Unlimited』、『アスファルト：Overdrive』、『Brothers in Arms 3: Sons of War』、『Gods of Rome』など、新作タイトルを続々とリリース予定。他にもいくつもの大型タイトルを順調に配信開始予定であり、これらは2014年下半期の売上を牽引していくものとなる。
