証券会社が相次ぎミクシィの目標株価を引き上げ…株価1万円予想が登場 『モンスト』のアクティブ率が『パズドラ』と同水準との見方も

ミクシィ<2121>の好決算(関連記事)を受けて、同社の株価は6000円台まで上昇した。証券会社が相次ぎ目標株価を引き上げており、株価1万円説も浮上してきた。なかには、ミクシィの主力ネイティブゲーム『モンスターストライク』のアクティブ率が、ガンホーの『パズル&ドラゴンズ』と同水準との可能性を指摘する声もある。
 

■目標株価1万円の見方


楽天証券経済研究所は8月11日付で発行したリポートで、ミクシィの2015年3月期の営業利益を340億円、来期は450億~500億円、あるいはそれ以上と予想し、目標株価を従来の4000~4400円から9000~1万円に引き上げた。今後も『モンスターストライク』の成長が続くという前提だ。

いちよし経済研究所も11日付のリポートで、15年3月期の売上高を1007億円、営業利益を435億円と予想しているが、引き上げ後の目標株価は5000円と現在の株価に比べてやや慎重だ。2015年3月期の1株利益の何倍まで買われるか、という視点で見ると、いちよしは13倍、楽天は45倍と、いちよしの方が市場の期待の盛り上がりを慎重に見ていると考えられる。
 

■『モンスト』のアクティブ率は『パズドラ』並?


三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、目標株価を従来の2500円から7500円に引き上げた。8月12日に発行したリポートでは、決算説明会で、ミクシィがARPPU(課金ユーザー1人あたりの課金額)や課金率よりも認知率やMAU を重視する考え方であること、売上よりも面白さを重視していることを評価。加えて、『モンスト』と『パズドラ』のアクティブ率が同水準である点にも注目している。

同証券は『モンスト』の7月の月商を50億円超と推計。『パズドラ』の売上規模(100億円超)と比べると、依然、差がある。ただ、スマートフォンユーザー分析サービス「Cloudish(クラウディッシュ)」のデータから、『パズドラ』と『モンスト』のDAU(日次アクティブユーザー)率とMAU(月次アクティブユーザー)率は月によって変動はあるが、「同水準とみていよいだろう」と述べている。

なお、レポートで提示されたグラフを参照すれば、両タイトルの7月のDAU率は40%台前半、MAU率は80%前後という状況だ

ちなみに三菱UFJの荒木正人アナリストは、ミクシィ株が昨年12月に急騰した際、外資系証券を中心に慎重な投資判断をつけるアナリストが多かった中、目標株価を930円から8900円に引き上げ、結果として予想を的中させている。

 
株式会社ミクシィ
http://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ミクシィ
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1180億9900万円、営業利益160億6900万円、経常利益170億2600万円、最終利益102億6200万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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