App Annie・IDC調査、「Portable Gaming Report Q2 2014」を公開 モバイルゲーム市場はApp Store・Google Playともに成長続く 存在感高める『モンスト』


App AnnieとIDCは、9月4日、世界の携帯ゲーム市場の動向をまとめた最新レポート「Portable Gaming Report Q2」を公開した。「Portable Gaming Report」は、家庭用携帯ゲーム機とスマートフォン向けゲームを対象とした携帯ゲーム市場を、第1部でインストール視点の分析、第2部でユーザーの購入消費行動視点の分析をしており、第3部を総括編とした3部構成だが、今回はスマートフォン向けゲームアプリを中心にみていきたい。

世界のスマートフォンのインストール数は、2014年第2四半期(2Q)で21億となった。OS別シェアをみると、タブレットとスマートフォンを含むAndroidのシェアは70%に達する。前年同期比で8.4ポイントの増加、そして、iOSが1.9ポイントの減少、WindowsPhoneやBlackBerry、Symbianなど「その他」が6.4ポイントの減少となった。
 



世界のApp StoreとGoogle Playでインストールされたアプリのうち、ゲームアプリが占める割合は両ストアで40%となった。また、ユーザーの消費額に占めるゲームアプリ関連支出のシェアは、Google Playが前年同期比でますます伸びた一方、AppStoreが75%程度でほぼ横ばいとなった。
 




■売上高はiOSがYonYで70%増、Google Playは倍増、『モンス』トが3位に

ユーザーの消費支出という視点で比較したものが次のスライドとなる。2013年2Qを100としたとき、2014年2Qをみたものなのだが、2014年2Qは、iOSで前年同期比で70%以上伸び、Google Playにいたってはなんと倍以上の伸びとなった。Google PlayとApp Storeの差は縮まったものの、依然としてApp Storeの方が1.5倍近く大きい。一方、携帯ゲーム機については逆に28%を超える減少となった。
 



続いて消費支出の地域別シェアを見ると、App Storeについてはアジア太平洋地域がシェアを8.6ポイント増やす一方、Google Playについては西ヨーロッパのシェアが伸びた。携帯ゲーム機については西ヨーロッパへのシェアが若干伸びた。
 



全世界のゲームタイトル別売上ランキングをみると、App Storeでは『Clash of Clans』が首位となり、ガンホーの『パズル&ドラゴン』が3位だった。またGoogle Playでは『パズル&ドラゴン』が首位となり、ミクシィ『モンスターストライク』が3位、コロプラ『魔法使いと黒猫のウィズ』が5位となった。ちなみに、携帯ゲーム機では『ポケットモンスターX/Y』が首位だった。
 




■関連サイト

App Annie & IDC Portable Gaming Report Q2 2014

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