【ゲーム株概況（9/5）】ガーラが連日のストップ高　レーティング引き上げのスクエニHDも高い　アクロディアは利食い売りに押されて反落

東京株式市場では、米国雇用統計の発表を控え、引き続き見送りムードの強く、ポジション調整の売りが主流だった。新興市場では物色のテーマが定まらず、値動きの軽い個別材料株に短期資金が集中した。ガーラ<4777>が連日のストップ高となったほか、アクセルマーク<3624>、ケイブ<3670>などが高い。また一部外資系証券がレーティングを引き上げたスクウェア・エニックス・ホールディングス<9984>も堅調だった。他方、昨日まで4日連続ストップ高となったアクロディア<3823>は反落となった。

ガーラ<4777>が前日に続くストップ高となった。80円高の328円で取引を終えた。同社は、9月3日、子会社のGala Lab Corp..がスマートフォンゲームアプリ『Kitty Rush』の欧州、北米、中南米、オーストラリアにおけるサービス提供に関して、韓国のスマートフォンアプリ開発会社Ragtimeと8月29日にライセンス契約を締結したことを明らかにした。サービス開始時期も発表されていない段階で、収益貢献の度合いは不明なのだが、これが手がかり材料視された模様。アクセルマークやケイブも高い。

またスクウェア・エニックス・ホールディングスも83円高の2332円で取引を終えた。UBS証券が同社株のレーティングを「ニュートラル」から「バイ」とし、目標株価を1700円から2800円に引き上げたことが手がかり材料視されたようだ。なお、同社子会社のスクウェア・エニックスが『魔法科高校の劣等生 LOST ZERO』をリリースしており、App Store売上ランキングで50位以内に入るなど好調な出足を見せていることも注目される。

他方、4日連続のストップ高となったアクロディア<3823>は反落となった。この日は一時840円まで買われる場面があったものの、利益確定の売りに押されて前日比71円安の697円で取引を終えた。ぶっ叩きアクションゲーム『ジャイアントハンマー』に対する期待を背景に短期資金が引き続き流入していたが、さすがに9営業日で株価が3倍以上になったように過熱感が強まっていた。


■関連銘柄一覧

銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
ガーラ	4777	328	80	32.26%
アクセルマーク	3624	2752	154	5.93%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	2332	83	3.69%
ケイブ	3760	2200	78	3.68%
コロプラ	3668	4115	95	2.36%
コーエーテクモＨＤ	3635	1591	34	2.18%
カプコン	9697	1781	36	2.06%
ＫＬａｂ	3656	1843	36	1.99%
クルーズ	2138	2862	42	1.49%
アエリア	3758	1417	17	1.21%
ｅｎｉｓｈ	3667	1526	17	1.13%
ミクシィ	2121	5250	50	0.96%
ディー・エヌ・エー	2432	1308	9	0.69%
コナミ	9766	2347	13	0.56%
ボルテージ	3639	1602	4	0.25%
ネクソン	3659	882	2	0.23%
任天堂	7974	11940	20	0.17%
セガサミーホールディングス	6460	1658	1	0.06%
オルトプラス	3672	1214	-3	-0.25%
日本一ソフトウェア	3851	649	-2	-0.31%
グリー	3632	791	-10	-1.25%
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	2814	-39	-1.37%
ドリコム	3793	1775	-28	-1.55%
エイチーム	3662	6370	-130	-2.00%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	525	-12	-2.23%
エイティング	3785	1672	-53	-3.07%
モブキャスト	3664	900	-30	-3.23%
マーベラス	7844	1221	-43	-3.40%
サイバーエージェント	4751	3530	-150	-4.08%
アクロディア	3823	697	-71	-9.24%