ソニー、2015年3月期の業績見通しを下方修正、2300億円の最終赤字に…スマホ分野の減損計上で

ソニー<3758>は、この日(9月17日)、2015年3月期の連結業績見通し(SEC基準)を下方修正し、営業損益を従来予想の1400億円の黒字から400億円の赤字に、最終損益を500億円の赤字から2300億円の赤字にそれぞれ1800億円引き下げた。また、売上高及び営業収入は7兆8000億円で従来予想から変更してない。

 


同社では、下方修正の理由について、スマートフォンなどモバイル・コミュニケーション分野における中期計画を見直した結果、同分野の減損を計上するため、と説明している。従来のMC分野の中期計画では、売上高の大幅な拡大を目指したが、モバイル事業の市場や競争環境が大きく変化したことを踏まえ、事業リスクや収益変動性を低下させ、より安定的に収益計上が見込めるよう変更を行ったという。一部地域における戦略の見直し、高付加価値ラインアップへの集中、普及価格帯モデルの削減といった施策を含んでいるとのこと。
ソニーグループ株式会社
https://www.sony.com/ja/

会社情報

会社名
ソニーグループ株式会社
設立
1946年5月
代表者
代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
決算期
3月
直近業績
売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6758
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