イマジニア、第2四半期は増収増益に 3DS向け『メダロット8』の発売が貢献

イマジニア<4644>は、10月31日、2015年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高は16億9400万円(前年同期比10.2%増)、営業利益3億6300万円(同66.5%増)、経常利益3億9300万円(同72.4%増)、四半期純利益2億6800万円(同73.4%増)となった。同社はスマートフォン向けの新たなビジネスの構築を推進しているが、この第2四半期に関していえば、増収増益の要因となったのは、パッケージソフトウェア事業の3DS向け『メダロット8』発売だ。
 

モバイルコンテンツ事業、モバイルコマース事業は減収減益
セグメント別の詳細を見ると、モバイルコンテンツ事業は、スマートフォン向けのキャリア主導サービスおよび月額課金サービスの提供の拡大、新しい教養メディア「10 M TVオピニオン」の普及、「LINE」などのメッセンジャーサービスへのビジネス拡大、海外へのコンテンツ提供に注力。しかし、売上高が前年同期比3.9%減、セグメント利益は同9.7%減と減収減益にとどまった。

また、モバイルコマース事業は、デジタルコンテンツとの連携を図り、集客を強化することで、スマートフォン向けのコマースビジネスの拡大や、ライセンス及びセールスプロモーションビジネスとしてライセンス提携先の拡充に取り組んだが、売上高が同31.7%減、セグメント利益は同26.8%となっている。

3DS向け『メダロット8』発売が貢献
一方、パッケージソフトウェア事業は、「メダロット」シリーズの続編となる『メダロット8』をニンテンドー3DS向けタイトルとして発売。前年同期はタイトルの投入がなかったこともあって、売上高は2億9658万円(前年同期は893万円)、セグメント損益6584万円の黒字(同1億3489万円の赤字)と大きく数字が変わっている。

なお、2015年3月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高37億2500万円(前期比0.9%増)、営業利益7億円(同3.4%増)、経常利益7億円(同19.4%減)、当期純利益4億2000万円(同29.3%減)の見込み。
 
イマジニア株式会社
https://www.imagineer.co.jp/

会社情報

会社名
イマジニア株式会社
設立
1986年1月
代表者
代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
決算期
3月
直近業績
売上高59億600万円、営業利益3億4500万円、経常利益6億5600万円、最終利益4億1600万円(2024年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4644
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