スクエニHD、15年3月期の営業益予想を60億円上方修正、50~100億円→110~160億円に大幅増額 『DQMスーパーライト』や『スクスト』『FFレコードキーパー』の好調で【追記】
スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、この日(11月6日)、2015年3月期の連結業績予想を上方修正した。売上高を従来予想の1400~1500億円から1500~1600億円に、営業利益を50~100億円から110~160億円、経常利益を50~100億円から110~160億円、最終利益を35~65億円から70~105億円から70~105億円にそれぞれ引き上げた。
従来予想からの修正率は、売上高が6.7~7.1%増、営業利益が60.0~120.0%増、経常利益が60.0~120.0%増、最終利益が61.5~100.0%増となる。
同社では、
(1)家庭用ゲーム機向けタイトルで海外を中心とした追加受注販売が想定より好調であること
(2)『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』に加え、『スクールガールストライカーズ』、『ファイナルファンタジー レコードキーパー』など新作も好調に推移していること
(3)出版事業でアニメ化などのメディアミックスの効果により、コミックの売上が想定より好調であること
などを主な修正の理由としてあげている。
■第2四半期は営業利益82%増
同時に発表した第2四半期(4~9月期)の連結決算は、売上高731億円(前年同期比18.6%増)、営業利益85億円(同81.9%増)、経常利益89億円(同58.7%増)、四半期純利益57億円(同118.8%増)だった。
■デジタルエンタテインメント事業は、売上高437億円(同42.8%増)、営業利益79億円(同129.4%増)だった。ブラウザゲーム「戦国IXA(イクサ)」が引き続き堅調に推移したほか、スマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」や「スクールガールストライカーズ」が好調だった。家庭用ゲームソフトは、新作の販売が伸長したことや昨年度発売したタイトルの追加受注販売が海外を中心に好調であったこと、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」及び「ドラゴンクエストX」の運営が堅調に推移した。
■アミューズメント事業は、売上高212億円(同14.8%減)、営業利益23億円(同36.4%減)だった。アミューズメント機器の販売が減少したほか、アミューズメント施設運営において消費税率の引き上げによる影響があった。
■出版事業は、売上高62億円(同34.5%増)、営業利益17億円(同80.7%増)だった。アニメ化などメディアミックスの効果により、コミックスの売上が順調に推移した。
■ライツ・プロパティ等事業は、売上高19億円(同19.0%増)、営業利益6億円(同72.5%増)だった。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めた。
【追記】
スクウェア・エニックスHD全体とデジタルエンタテインメント事業の四半期ベースの売上高・営業利益の推移を示したグラフが以下のとおりとなる。ご覧になると、ちょうど経営体制刷新後となるが、2013年7~9月期以降、それ以前と比べて、非常に安定した四半期営業利益を稼ぐことができていることがわかるだろう。
従来予想からの修正率は、売上高が6.7~7.1%増、営業利益が60.0~120.0%増、経常利益が60.0~120.0%増、最終利益が61.5~100.0%増となる。
同社では、
(1)家庭用ゲーム機向けタイトルで海外を中心とした追加受注販売が想定より好調であること
(2)『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』に加え、『スクールガールストライカーズ』、『ファイナルファンタジー レコードキーパー』など新作も好調に推移していること
(3)出版事業でアニメ化などのメディアミックスの効果により、コミックの売上が想定より好調であること
などを主な修正の理由としてあげている。
■第2四半期は営業利益82%増
同時に発表した第2四半期(4~9月期)の連結決算は、売上高731億円(前年同期比18.6%増)、営業利益85億円(同81.9%増)、経常利益89億円(同58.7%増)、四半期純利益57億円(同118.8%増)だった。
■デジタルエンタテインメント事業は、売上高437億円(同42.8%増)、営業利益79億円(同129.4%増)だった。ブラウザゲーム「戦国IXA(イクサ)」が引き続き堅調に推移したほか、スマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」や「スクールガールストライカーズ」が好調だった。家庭用ゲームソフトは、新作の販売が伸長したことや昨年度発売したタイトルの追加受注販売が海外を中心に好調であったこと、MMORPG「ファイナルファンタジーXIV」及び「ドラゴンクエストX」の運営が堅調に推移した。
■アミューズメント事業は、売上高212億円(同14.8%減)、営業利益23億円(同36.4%減)だった。アミューズメント機器の販売が減少したほか、アミューズメント施設運営において消費税率の引き上げによる影響があった。
■出版事業は、売上高62億円(同34.5%増)、営業利益17億円(同80.7%増)だった。アニメ化などメディアミックスの効果により、コミックスの売上が順調に推移した。
■ライツ・プロパティ等事業は、売上高19億円(同19.0%増)、営業利益6億円(同72.5%増)だった。自社コンテンツのキャラクターグッズ、サウンドトラック等の販売・許諾を行うとともに、他社の有力コンテンツのキャラクターグッズ化による品揃えの強化や海外展開による収益機会の多様化に努めた。
【追記】
スクウェア・エニックスHD全体とデジタルエンタテインメント事業の四半期ベースの売上高・営業利益の推移を示したグラフが以下のとおりとなる。ご覧になると、ちょうど経営体制刷新後となるが、2013年7~9月期以降、それ以前と比べて、非常に安定した四半期営業利益を稼ぐことができていることがわかるだろう。
【スクエニHDの四半期売上高・営業利益の推移(億円)】
【デジタルエンタテインメント事業の四半期売上高・営業利益の推移(億円)】
【デジタルエンタテインメント事業の四半期売上高・営業利益の推移(億円)】
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684