USEN<4842>は、1月7日、2015年8月期の第1四半期（9～11月）連結業績を発表、売上高171億7700万円（前年同期比0.7％増）、営業利益25億3400万円（同4.6％減）、経常利益23億7100万円（同2.1％減）、四半期純利益19億6700万円（同1.5％減）と増収減益で着地した。
主力の音楽配信事業は、業務店・チェーン店向けに新型チューナーの投入や、チェーン店に特化したWi-Fiサービス「USEN SPOT Enterprise」の提供を行ったほか、個人向けにスマートフォン用定額音楽配信サービス「スマホでUSEN」の拡販などに取り組んだ。また、東南アジア市場への事業展開の足がかりを創出するため、昨年11月にはシンガポールに本社を置くEXPRESS IN MUSIC PTE.LTD.との資本、業務提携を開始している。その結果、同事業の売上高は101億5000万円（前年同期比0.6％増）、営業利益は22億7500万円（同3.6％減）となっている。
一方、ホテル・病院・ゴルフ場等の業務管理システム及び自動精算機の開発・製造・販売などを手掛ける業務用システム事業は、売上高36億9200万円（同1.5％減）、営業利益4億2800万円（前年同四半期比7.3％減）で着地。中小の法人企業向けに回線販売やアプリケーションサービスを提供するICT事業は、売上高24億3900万円（同0.9％増）、営業利益1億7100万円（同4.3％減）となった。
ちなみに2014年8月期の第4四半期との比較（QonQ）では、売上高は1.8％増、営業利益は56.3％増、経常利益は58.3％増と増収増益になっている。
なお、2015年8月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高700億円（前期比1.1％増）、営業利益86億円（同12.5％減）、経常利益80億円（同4.2％減）、当期純利益60億円（同10.7％減）の見込み。
