ブロッコリー、第3四半期は営業益35%減 計画線で着地 『うた☆プリアイランド』遅延の影響出るも『うた☆プリ』関連グッズが「大変好調」

ブロッコリー<2706>は、本日(1月8日)、第3四半期累計(2014年3~11月期)の決算を発表し、売上高41億9700万円(前年同期比15.8%減)、営業利益9億9500万円(同35.6%減)、経常利益9億9600万円(同35.5%減)、四半期純利益6億1300万円(同56.3%減)だった。

同社では、期初の計画に対して、ほぼ計画どおりに推移しているものの、主力ゲームソフトの発売を2月末に予定しているため 第4四半期の売上構成比が高いこと、上記のアイテム別要因によって、前年同期の実績を下回った、と説明している。販売業務に関する費用の増加も収益を圧迫したという。

 


ゲーム部門は、『うたの☆プリンスさまっ♪』関連作品のバックオーダーや、ゲームソフト『神々の悪戯』を原作としたTVアニメ『神々の悪戯』が放映されたことに伴った同ゲームソフトのバックオーダーによる売上貢献などがあったが、6月に配信を開始いたしましたスマートフォン向けゲームアプリ『うた☆プリアイランド』が配信一時中断により当累計期間内・売上計上が不可能となったため、ゲーム部門は期初計画を下回った。

CD部門は、4月から7月にかけて発売した『うたの☆プリンスさまっ♪アイドルソング』新シリーズ4作と、8月に発売いたしました『うたの☆プリンスさまっ♪カルテットアイドルソング』の合わせて計5作全てが、オリコン週間シングルランキングにてTOP10入りを果たした。初の男性専属アーティスト蒼井翔太さんも8月6日に2ndシングル『TRUE HEARTS』を発売した。新世代オーディオプレーヤー「PLAYBUTTON」仕様で、『うたの☆プリンスさまっ♪』の楽曲を発売するなど新しい取り組みも行ったが、発売タイトル不足などの要因により期初計画を下った。

カードゲーム部門は、トレーディングカードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-』シリーズを発売計画どおり、2014年4月に第8弾『神祖の胎動』、7月に第9弾『覇者の覚醒』、10月に第10弾『真紅の戦乙女』として発売したが、他社競合タイトルの影響もあり、期初計画の出荷数を達成するに至らなかった。

グッズ部門ては、当社女性向けコンテンツ『うたの☆プリンスさまっ♪』の関連グッズが、2014年7月から10月にかけて原宿にて期間限定オープンいたしましたコンセプトショップ『SHINING STORE』でも「大変好調」で、また他社男性向けコンテンツの関連グッズもヒット作品に恵まれたこともあり、計画に対し「大変好調」に推移し、他事業をカバーした格好だ。



■2015年2月期の見通し

2015年2月期は、売上高64~70億円(前期比5.7%減~3.2%増)、営業利益16~20億円(同25.6~7.0%減)、経常利益16~20億円(同25.6~7.0%減)、当期純利益10~12億円(同47.6~37.1%減)を見込む。

 
株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 鈴木 恵喜
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
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