【ゲーム株概況(1/8)】新作発表のガンホーと任天堂が高い 直近急騰のガーラは急落、一時ストップ安まで売られる
1月8日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比281.77円高の1万7167.10円と続伸し、1万7000円台を回復した。米国株式市場の上昇やドル高/円安に加え、売り方の買い戻しなどもあり、朝方から主力株を中心に買い優勢の展開となった。ただ、引けにかけては欧州の金融政策やギリシャ問題への懸念や、自律反発にすぎないとの見方から伸び悩んだ。
こうしたなか、ゲーム関連株では、任天堂やガンホー、ミクシィ、スクウェア・エニックスHDなど買い優勢となった。また、値動きの軽い材料株については、一種の循環物色のような状況となっているようで、ここ最近急騰していたガーラが21%の下落と大幅安となった一方で、アクロディア<3823>が前日比で10%を超える上昇となった。
この日は、新作『パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション』を4月に発売すると発表したガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が一位520円まで急騰する場面があった。新作は、任天堂の「スーパーマリオブラザーズ」を題材としたゲーム作品ということで、任天堂<7974>株式にも買いが集まった。
他方、ガーラ<4777>が大幅反落となった。スマートフォン向けオンラインRPG『Flyff All Stars』のリリースを手がかりに12月18日の200円台から一時1600円まで上昇するなど短期資金を集めていたが、この日は売り物に押され、一時ストップ安となる場面もあった。
■ゲーム関連株一覧
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974