ボルテージ<3699>は、本日(1月15日)、2014年7月1日~9月30日に実施した、新人発掘プロジェクト「第3回 恋愛ドラマアプリ シナリオ・イラスト大賞」の授賞式を東京都内で開催した。
このプロジェクトは、次世代の優秀なシナリオライター・イラストレーターの発掘・応援を目的として2012年にスタートし、今回が第3回目となる。海外での恋愛ドラマアプリの伸長を受け、新たにインターナショナル・シナリオ部門を設立し、国内だけでなく海外からの作品も募った。その結果、シナリオ部門では246件、イラスト部門では339件の応募があり、イラスト部門から開催以来初めてとなる最優秀賞受賞者が誕生し、シナリオ・イラストともに年々作品のクオリティが向上していることを感じられる結果となった、としている。
授賞式には、シナリオ部門・最優秀賞の保刈愛李さん、優秀賞の山本まきこさん、藍田創さん、イラスト部門・最優秀賞のやざわさん、優秀賞の泉渼てーぬさん、ささおかさんが出席。同社の横田晃洋社長、北島 健太郎副社長より、トロフィーと賞金(最優秀賞50万円、優秀賞10万円)が授与された。
【シナリオ部門最優秀賞に輝いた保刈愛李さん】
「第3回 恋愛ドラマアプリ シナリオ・イラスト大賞」受賞者と受賞者コメントは以下のとおり(コメントは授賞式出席者のみ)。作品のあらすじや総評を見たいという人は特設サイトを確認してほしい。
■シナリオ部門
<最優秀賞>
◆保刈愛李さん
作品名:「一泊二日★秘密の偵察」 私は、高校生のときから恋愛ゲームが大好きで、ボルテージさんの作品でよく遊んでいました。今回、そのボルテージさんから賞をいただけたことが信じられないくらい嬉しいです。投稿作品を書き始めた時、なかなかキャラクターが動いてくれず、ボツにしたものもありました。投稿した作品は、キャラクターが自然と動いてくれて一気に書き上げることができました。自分の中でもうまく書けたと思う部分と、もう少しできたのではと思う部分がありましたが、今回、このような形で評価していただけたことが嬉しいです。
<優秀賞>
◆山本まきこさん
作品名:「脱・派遣!〜ぶりっ子が人生を変える!?〜」 私は、第1回目のシナリオ大賞から応募していました。シナリオの勉強もしたこともなければ、そういった学校に行ったこともありませんでしたが、1人のユーザーとして「自分だったらこう書きたい、主人公にこういうセリフをいわせたい」という思いから応募しはじめました。第1回目、2回目と何も受賞できず、今回が何もなければ最後だと思って臨みましたが、受賞を知った時、思わず寝ていた主人を叩き起こしたくらい嬉しかったです。諦めないこと、やったことのないことにチャレンジする素晴らしさを学びました。
◆藍田創さん
作品名:「マイ・フェア・レディ ― 一週間の恋人 ―」 初めて文章を書くことを仕事にしたいと思ったのは高校生の時でした。それ以来、たくさんの人から応援していただき、少し時間がかかってしまいましたが、今回の受賞でひとつの答えがでたと思います。投稿した作品を書くあたって、私が飲むのが好きなことが出発点となりました。私は、大人だからこそ見られる夢があると思っていて、そのなかのひとつが恋愛ドラマアプリだと思います。これからも自分が思った夢、見たい夢をどんどん書いていきたいと思います。
◆西平さん
作品名:「指輪は運命の魔法」
■イラスト部門
<最優秀賞>
◆やざわさん 今回のコンテストを知ったのは、応募締切の3日前で、最終的に提出できたのは6枚でした。すごく焦りましたが、諦めずに提出して良かったです。今後は画力をさらに上げて、魅力的なキャラクターを描けるように頑張りたいと思います。
<優秀賞>
◆泉渼てーぬさん 私は、去年からフリーランスのイラストレーターを始めましたが、今回、このような賞を受賞できて幸先の良いスタートが切れました。選考していただいた方のコメントを読んで、とても良いアドバイスをいただけて嬉しいです。これからは万人受けするような絵を目指して頑張りたいと思います。
◆ささおかさん イラストレーターになりたいと思った時、第1回目のコンテストを知り、応募しました。その時は何も受賞できませんでしたが、2年越しで入賞することができ、嬉しく思っています。それでも自分の力はまだまだですので、今後も精進してまいりたいと思います。
◆躯さん
■インターナショナルシナリオ・イラスト部門
<シナリオ部門特別賞>
◆Zoeさん
作品名:「RECKLESS」
<イラスト部門特別賞>
◆SILOYさん
■シナリオ部門総評(執行役員兼ソーシャルBU長 吉田和歌氏)
1200文字・3話構成と前回よりも文字数を少なく設定しました。そのなかでいかに面白くストーリーを展開させるか、高度なテクニックが要求される条件でしたが、キャラクターの魅力が出ていたか、「ウソで始まるアラサーOLの運命の恋」というテーマを納得感を持たせながら解決していたかが評価の分かれ目となりました。どの作品もかなりよくできていて、恋愛ドラマアプリのユーザーさんにも楽しめる作品ばかりだったと思います。先ほど保刈愛李さんから「キャラクターが勝手に動いてくれる」とのコメントがありましたが、恋愛ドラマアプリでもその点を重視しています。私たちも読んでいてテンポが良くて「かなりノッているな」と思いました。読みやすかったです。
■イラスト部門総評(執行役員兼パーソナルBU長 野村美樹氏)
今回はじめてイラスト部門で大賞を受賞する作品が出て、作品に比べて格段に進歩しました。恋愛ドラマアプリのプロデューサーをしておりますが、自分のドラマアプリで使いたい、採用したいと思うイラストが多く、私自身もワクワクして選考しました。一番重要視するのは、そのイラストと恋愛したいかどうか、カッコイイかどうかです。どの作品もそういった部分にこだわり、細部まで仕上げた作品ばかりでした。今後もぜひ一緒にいいものを作っていければと思います。
(編集部 木村英彦)
■関連サイト
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639