グリー<3632>は、本日(2月3日)、コンピュータサイエンスとソフトウェア開発のスクールを運営している米国のMakeSchoolと資本業務提携を行ったことを明らかにした。
MakeSchoolは、米国シリコンバレーで多数の有力IT企業を支援するYコンビネーターから輩出された2011年設立のスタートアップ企業。Objective-CやCocos2D-swiftを活用したアプリ開発、コンピュータサイエンスなど、オフライン、オンラインで提供される開発者育成講座は、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア大学バークレー校やカーネギーメロン大学のカリキュラムに組み込まれるなど高く評価されているという。
今回の資本業務提携第1弾の取り組みとして、グリー監修のゲームアプリ開発者育成講座をMakeSchoolと共同開発し、今夏、約8週間の研修を一般応募者と、グリー社員を対象にサンフランシスコで実施する予定。このゲームアプリ開発者育成講座では主にCocos2D-swift/Cocos2D-xを中心に学び、8週間で1本のゲームアプリを企画、開発、公開するところまでを実践する。
グリーでは、今回の資本業務提携を通じて、グリーにおけるスマートデバイス向けゲームアプリ開発体制の強化および人材育成を加速させるだけでなく、多くの優秀な開発者の育成を通じたゲームアプリ領域における新たな価値の創造に貢献していきたい、としている。
■MakeSchool CEO Jeremy Rossmann氏のコメント
一流の大学に導入されている講座をこれまで開発してきましたが、今回のグリーとの事業提携により、事業会社向けの講座も直接提供できるようになることを大変嬉しく思います。MakeSchoolの受講生にはグリーで働きたいと思っている人も多く、両社の関係を通じて、米国や日本におけるモバイルゲーム開発におけるキャリア形成を支援することができるようになります。
■グリー株式会社 取締役 執行役員常務 青柳 直樹氏のコメント
グリーは現在、スマートデバイス向けゲームアプリ開発体制の強化をさまざまな形でしており、優れた教育プログラムを持つMakeSchoolとの事業提携を大変喜ばしく思います。また、グリーだけに留まらず、今回の提携により、今後も世界で拡大することが想定されるスマートデバイス向けゲームアプリ開発人材の育成に貢献していきたいと考えています。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632