コーエーテクモ、15年3月期の営業益は35%増の96億円 売上・利益とも過去最高 無双シリーズや「討鬼伝 極」「影牢」が好調 ソーシャルゲームやネオロマンスシリーズも貢献

コーエーテクモホールディングス<3635>は、本日(4月30日)、2015年3月期の連結決算を発表し、売上高377億円(前年同期比0.6%増)、営業利益96億円(同35.2%増)、経常利益135億円(同26.5%増)、最終利益94億円(同36.0%増)だった。経営統合以来、2期連続の増収、そして、5期連続の増益となり、経営統合以来の最高の業績になった。
 

同社では、有力IPやゲームシステムを活用した大型コラボレーションを成功させるとともに、アニメや映画、コミックなどのメディアミックスを通じてIPの展開を積極的に推し進めた。また、利益率の高いダウンロードコンテンツやソーシャルゲームの伸長に加え、費用対効果を重視したマーケティング展開などの継続的なコスト低減も寄与し、収益性が向上したという。さらに株式相場の上昇や為替相場が円安で推移した影響などにより、有価証券関連損益も大きく改善し、経常利益の増加につながった。

セグメント別の状況は以下のとおり。

■ゲームソフト事業
売上高248億円(同2.2%減)、セグメント利益77億円(同29.5%増)だった。コラボレーション展開と新旧タイトルが好調に推移したことに加え、デジタル販売の伸張や独自開発ツールの活用が寄与して収益性が大きく向上し、経営統合以来、最高の利益を達成した。
「ゼルダ無双」のリピート販売が好調となり、ワールドワイドで100万本を超える出荷となった。また、第4四半期にはグループが開発を担当したスクウェア・エニックスの「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」がリリースされ、大きな話題を集めるとともに、「ワンピース 海賊無双3」も発売した。
このほか、国内では、「戦国無双」10周年関連施策を推し進め、アニメ「戦国無双」のテレビ放送と音楽・映像商品化を行ったほか、「戦国無双4-Ⅱ」、「戦国無双 Chronicle3」と新作2本を発売した。また、「討鬼伝 極」、「影牢 ~もう1人のプリンセス~」、「シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~」などのコーエー、テクモ、ガストの各ブランドの新作がいずれも堅調だった。また、スマートフォン向けアプリでは4タイトルの配信を開始した。


■オンライン・モバイル事業
売上高67億円(同4.8%増)、セグメント利益11億円(同5.1%増)だった。ソーシャルゲーム事業では、マルチプラットフォーム展開や継続的なイベント施策、他社タイトルとのコラボレーションを積極的に推し進めた結果、「100万人の信長の野望」、「100万人の三國志」、「100万人のWinning Post」などの「100万人」シリーズが好調に推移した。「大航海時代Ⅴ」を中国・韓国・台湾でサービス開始し、順調な立ち上がりとなったという。
このほか、ゲームSNS「my GAMECITY」では、サードパーティのゲームをラインアップに加えるオープンプラットフォーム化などのサービス拡充が寄与し、会員数は70万人を突破した。オンラインゲーム事業では「信長の野望 Online ~覚醒の章~」を発売したほか、各タイトルとも堅調に推移した。


■メディア・ライツ事業
売上高27億円(同32.4%増)、セグメント利益2億円(同45.5%増)だった。「ネオロマンス 20th アニバーサリー」、「金色のコルダ Featuring 天音学園/Featuring星奏学院」、「遙か祭2015 ~十五年の宴~」ほか各種イベントを開催し、延べ7万人を動員した。また「遙かなる時空の中で6」(PS Vita、PSP用)をリリースし、好調な販売を記録した。グッズ販売やソーシャルゲーム、ネイティブアプリも堅調に推移した結果、増収増益となり、売上・利益とも経営統合以来最高の業績を達成した


■SP事業
売上高20億円 セグメント利益7億円だった。パチスロ機「真モグモグ風林火山2」など合計8機種がリリースされた。パチンコ・パチスロ機への液晶ソフト受託開発が順調に進捗した。今後も開発ラインの効率化と版権許諾の拡充を進め、より一層の収益力向上を図っていく方針。


■アミューズメント施設運営事業は、売上高15億円 セグメント利益500万円だった。グループIPを活用したイベントの開催や主力店の大規模リニューアルなどに取り組んできたが、消費税率引き上げに伴う影響もあり既存店売上高は軟調に推移し、一部店舗の整理を進め、減収減益となった。



■2016年3月期の見通し
2016年3月期は、売上高400億円(前期比5.8%増)、営業利益100億円(同3.6%増)、経常利益140億円(同3.2%増)、最終利益95億円(同0.7%増)を見込む。
 
コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高727億5900万円、営業利益345億2700万円、経常利益486億9600万円、最終利益353億5900万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
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