【ゲーム株概況(6/4)】東証1部に市場変更と報じられたガンホーとミクシィが活況　ボルテージが年初来高値更新、ガーラは引けにかけて利食い売りに押される

6月5日の東京株式市場では、日経平均株価は小反発。前日比14.68円高の20,488.19円で取引を終えた。前日の欧米市場での株価上昇が好感された。上海市場の急落を受けて先物主導でマイナスに転じる場面もあったが、押し目買い意欲が強く、引けにかけて切り返した。

こうしたなか、ゲーム関連株ではガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が出来高が前日比6倍以上と商いが活発になり、大幅高となった。この日の日本経済新聞朝刊でジャスダックから東証1部上場に市場変更を申請すると報じられたことが手がかり。インデックスファンド組み込みへの思惑が浮上した模様。同様に東証1部への市場変更を準備していると報じられたミクシィ<2121>も年初来高値を更新した。

ボルテージも一時ストップ高まで買われた。年初来高値更新。有名IPを活用した恋愛ドラマアプリ『花より男子～F4とファーストキス～』や「LINE GAME」初の恋愛ドラマアプリ『LINE 悪魔と恋する10日間 Heaven’s Kiss』への期待が強く、継続的に資金が入っている模様だ。前日に恋愛ドラマアプリ英語翻訳版シリーズ第26弾『Sakura Amidst Chaos』をリリースしたことも支援材料となったようだ。

このほか、ガーラ<4777>もしっかり。『Flyff All Stars』の提供を開始したことが材料視された。AKB48の渡辺麻友さん、島崎遥香さん、柏木由紀さんを起用したテレビCMやタイアップを行うなど注目されている。ただ、「期待で買って事実で売る」となったのか、利食い売りに押されて引けにかけて上げ幅を縮小し、一時マイナスになる場面もあった。今後は会員数の増加や、アプリストアでのランキングで一喜一憂する展開となりそうだ。



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