【ゲーム株概況(7/13)】調達資金の払込完了でアエリアが後場に入って一段高 ブロッコリーとメディア工房は決算内容で失望売り
7月13日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反発し、前日比309.94円高の2万89.77円と2万円の大台を回復して取引を終えた。ギリシャ問題の懸念がやや後退したことに加え、中国市場も上昇したことで、国内市場も朝方から買い優勢の展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アエリア<3758>が後場に入って一段高した。前週末まで大きく下げていたことに対する反動に加え、Oakキャピタル<3113>からの第三者割当増資と新株予約権の払込が完了したと発表したことが材料視されている。
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また、イグニス<3689>やアクセルマーク<3624>、ケイブ<3760>も高い。イグニスは、『ぼくとドラゴン』がランキングで順調に推移していることや、前週末に『breaker:ブロック崩し-30秒でどこまで壊せますか?』のiOS版をリリースしたと発表(関連記事)したことも市場の関心を集めているもようだ。
ほか、前週末に第1四半期(3~5月)の連結決算を発表したブロッコリー<2706>は、大幅減益となったことで、失望売りに押された。同様に前週末に第3四半期(9~5月)を発表したメディア工房<3815>も大幅安した。
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■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社アエリア
- 設立
- 2002年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3758
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706