東映アニメ、16年3月期の営業益予想を30億円→42億円に増額 「ドラゴンボール」関連商品や『ONE PIECE』ゲームアプリが貢献 高採算の中国向けも伸びる
東映アニメーション <4816> は、この日(7月31日)、2016年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高300億円(前回予想275億円)、営業利益42億円(同30億円)、経常利益43億円(同32億円)、最終利益27億円(同19億円)とした。当初は減益見通しだったが、一転して増益となる見通しとなった。
従来予想からの修正率は、売上高が9.1%増、営業利益が40.0%増、経常利益が34.4%増、最終利益が42.1%増となる。第2四半期の業績予想もあわわせて上方修正した。
同社では、売上高については、国内外で「ドラゴンボール」シリーズの関連商品が当初の見込みを上回って好調に稼動したことに加え、国内で「ワンピース」のアプリゲームが堅調に推移しているため、と説明している。利益についても、中国向けの映像配信権許諾をはじめとする利益率の高い海外での売上が伸びることをあげた。
同時に、第1四半期(4~6月期)の連結決算も発表し、売上高79億9900万円(前年同期比17.5%増)、営業利益16億0200万円(同69.0%増)、経常利益17億6900万円(同64.0%増)、最終利益10億7300万円(同51.3%増)だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
①映像製作・販売事業は、売上高28億4100万円(同14.9%減)、セグメント利益4億1100万円(同15.7%減)だった。
劇場アニメ部門では、3月に「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」、4月に『ドラゴンボールZ 復活の「F」』を公開しました。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』のヒットにより、前年同期と比較して大幅な増収となった。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「Go!プリンセスプリキュア」、「美少女戦士セーラームーンCrystal」、「ワールドトリガー」、「聖闘士星矢 黄金魂」、「ドラゴンボール改」の6作品を放映・配信した。前年同期に比べ、放映本数が減ったことから、大幅な減収となった。
パッケージソフト部門では、「デジモンアドベンチャー」のブルーレイが好調だったこと等から、大幅な増収となった。
海外部門では、北米向けの「ドラゴンボール」シリーズの映像配信権の販売が好調に稼動したものの、前年同期にあった複数作品の中国向け大口映像配信権の販売時期のずれにより、大幅な減収となった。その他部門では、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』やブラウ
ザゲーム『聖闘士星矢 ビッグバンコスモ』などが前年同期に比べ軟調に推移したことから、大幅な減収となった。
②版権事業は、売上高37億100万円(同74.5%増)、セグメント利益16億2900万円(同83.1%増)だった。
国内部門では、複数作品で遊技機の大口契約があったことに加え、「ワンピース」のアプリゲーム化権や「ドラゴンボール」シリーズの商品化権の販売が好調に推移したことから、前年同期と比較して大幅な増収となった。
海外部門では、欧米向けで「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権の販売、アジア向けでは「聖闘士星矢」シリーズのアプリゲーム化権や「ワンピース」の商品化権の販売が好調に推移したことから、大幅な増収となった。
③商品販売事業は、売上高12億2900万円(同5.6%増)、セグメント損失1800万円(前年同期は700万円の黒字)だった。
商品販売部門では、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の劇場公開に伴うタイアップ・販促関連やショップ事業の拡大により、前年同期と比較して増収となったが、新規店舗の関連費用が増加した。
④その他事業は、売上高2億8100万円(同24.7%増)、セグメント利益900万円(同71.2%減)だった。
その他部門では、「ワンピース」の催事イベントや「Go!プリンセスプリキュア」のキャラクターショーなどを展開した。「ワンピース」の催事関連が好調に稼動したことから、大幅な増収となったが、催事の企画制作費が増加した。
従来予想からの修正率は、売上高が9.1%増、営業利益が40.0%増、経常利益が34.4%増、最終利益が42.1%増となる。第2四半期の業績予想もあわわせて上方修正した。
同社では、売上高については、国内外で「ドラゴンボール」シリーズの関連商品が当初の見込みを上回って好調に稼動したことに加え、国内で「ワンピース」のアプリゲームが堅調に推移しているため、と説明している。利益についても、中国向けの映像配信権許諾をはじめとする利益率の高い海外での売上が伸びることをあげた。
■第1四半期は営業益69%増と大幅増益を達成
同時に、第1四半期(4~6月期)の連結決算も発表し、売上高79億9900万円(前年同期比17.5%増)、営業利益16億0200万円(同69.0%増)、経常利益17億6900万円(同64.0%増)、最終利益10億7300万円(同51.3%増)だった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
①映像製作・販売事業は、売上高28億4100万円(同14.9%減)、セグメント利益4億1100万円(同15.7%減)だった。
劇場アニメ部門では、3月に「映画プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪」、4月に『ドラゴンボールZ 復活の「F」』を公開しました。『ドラゴンボールZ 復活の「F」』のヒットにより、前年同期と比較して大幅な増収となった。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「Go!プリンセスプリキュア」、「美少女戦士セーラームーンCrystal」、「ワールドトリガー」、「聖闘士星矢 黄金魂」、「ドラゴンボール改」の6作品を放映・配信した。前年同期に比べ、放映本数が減ったことから、大幅な減収となった。
パッケージソフト部門では、「デジモンアドベンチャー」のブルーレイが好調だったこと等から、大幅な増収となった。
海外部門では、北米向けの「ドラゴンボール」シリーズの映像配信権の販売が好調に稼動したものの、前年同期にあった複数作品の中国向け大口映像配信権の販売時期のずれにより、大幅な減収となった。その他部門では、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』やブラウ
ザゲーム『聖闘士星矢 ビッグバンコスモ』などが前年同期に比べ軟調に推移したことから、大幅な減収となった。
②版権事業は、売上高37億100万円(同74.5%増)、セグメント利益16億2900万円(同83.1%増)だった。
国内部門では、複数作品で遊技機の大口契約があったことに加え、「ワンピース」のアプリゲーム化権や「ドラゴンボール」シリーズの商品化権の販売が好調に推移したことから、前年同期と比較して大幅な増収となった。
海外部門では、欧米向けで「ドラゴンボール」シリーズのゲーム化権の販売、アジア向けでは「聖闘士星矢」シリーズのアプリゲーム化権や「ワンピース」の商品化権の販売が好調に推移したことから、大幅な増収となった。
③商品販売事業は、売上高12億2900万円(同5.6%増)、セグメント損失1800万円(前年同期は700万円の黒字)だった。
商品販売部門では、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の劇場公開に伴うタイアップ・販促関連やショップ事業の拡大により、前年同期と比較して増収となったが、新規店舗の関連費用が増加した。
④その他事業は、売上高2億8100万円(同24.7%増)、セグメント利益900万円(同71.2%減)だった。
その他部門では、「ワンピース」の催事イベントや「Go!プリンセスプリキュア」のキャラクターショーなどを展開した。「ワンピース」の催事関連が好調に稼動したことから、大幅な増収となったが、催事の企画制作費が増加した。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816