ガーラ<4777>は、8月13日、2016年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高1億3100万円(前年同期比17.1%減)、営業損益2億3900万円の赤字(前年同期8700万円の赤字)、経常損益2億3700万円の赤字(同8900万円の赤字)、四半期純損益2億3200万円の赤字(同9100万円の赤字)と赤字幅が拡大した。
スマートフォンアプリ事業の売上高が増加したものの、オンラインゲーム事業の売上高が減少。また、ガーラウェブの全株式を2015年4月23日にトライベック・ストラテジーに譲渡したことにより、第1四半期連結累計期間から連結の範囲から除外し、その他事業の売上高も減少した。
また、販売費及び一般管理費については、スマートフォンゲームアプリ『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信開始に伴い、TVCMやWebプロモーションなどのマーケティング活動の費用を計上した。
各セグメントごとの状況(内部取引を含む)は以下の通り。
①日本…売上高3976万円(前年同期比3.2%減)、セグメント損益1億9490万円の赤字(前年同期6490万円の赤字)
子会社ガーラジャパンが2015年6月から『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信を開始し、20157年6月に英語版を含む全世界で100万ダウンロードを達成し、日本語版は2015年6月18日に50万ダウンロードを達成した。第1四半期連結累計期間において、『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版の売上高はダウンロード配信開始後の初月であり、概ね順調に推移したものの、前連結会計年度において日本セグメントの主要子会社だったガーラウェブの全株式を2015年4月23日にトライベック・ストラテジーに譲渡したことにより、売上高(内部取引を含む)は減少した。
また、『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信開始に伴い、AKB48を起用したTVCM放映や、Webプロモーション等のマーケティング活動により、ゲームの認知度を向上させることを中心にプロモーションを積極的に展開した結果、前年同期比で大幅増のマーケティング費用を計上したことにより、販売費及び一般管理費が増加した。
②韓国…売上高1億1243万円(前年同期比20.7%減)、セグメント損益4524万円の赤字(前年同2831万円の赤字)
Gala Lab Corp.のオンラインゲーム事業で主力ゲームの『Flyff Online(フリフオンライン)』及び『Rappelz(ラペルズ)』において、ユーザーへのアイテム販売減少によるロイヤリティの減収やライセンス期間終了によるライセンスフィーの減収等から大幅に売上高が減少し、スマートフォンアプリ事
業では、『Flyff All Stars(フリフオールスターズ)』日本語版のダウンロード配信開始に伴い、ロイヤリティ収入が増加した。
なお、同社は、スマートフォンアプリ事業におけるアプリの開発やダウンロード配信が予定どおりに進まない可能性や、ダウンロード配信開始後のアプリによる課金収入の予測が極めて困難であることや、オンラインゲーム事業における、既存タイトルのバージョンアップによる業績予想が極めて困難であることから、業績予想を開示していない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777