9月8日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反落し、前日比433.39円安の1万7427.08円で取引を終えた。終値での1万7500円割れは2月3日以来となる。朝方は買い先行で始まったものの、次第に値を消し、中国の8月の貿易統計が市場予想よりも落ち込みがきつかったことで、後場に入って一段安した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全般にさえない銘柄が多い中で、サイバーエージェント<4751>とグリー<3632>が堅調に推移した。両社ともここまで既に売り込まれてきたこともあり、そろそろ買い場を探す動きが出てきているようだ。なお、サイバーエージェントは、新作リズムゲーム『ガールフレンド(♪)』のキービジュアルを初公開(関連記事)し、そのクローズドβテスト開催概要も発表したことが注目を集めた部分もありそうだ。
半面、大手ゲーム株は軒並み安となり、中でもスクウェア・エニックスHD<9684>は3000円割れとなるなど大幅安した。また、このところ自社株買いを材料に買われていたマーベラス<7844>も利益確定売りに押された。
ほか、アエリア<3758>やgumi<3903>、エイティング<3785>も売られた。gumiは今週末11日に第1四半期(5~7月)決算発表を予定していることも目先の警戒感につながっているもようだ。
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なお、周辺株では、メタップス<6172>が2000円割れとなるなど下げがきつい。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751