9月17日の東京株式市場では、日経平均株価は上げ幅を拡大して3日続伸し、前日比260.67円高の1万8432.27円で取引を終えた。欧米株高や為替の円安推移に加え、米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えて今度は買い戻しの動きが出たことも株価を押し上げた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、本日から開催中の「東京ゲームショウ2015」を意識して全般的に買い優勢の展開となった。中でこれまでの流れを継続してgumi<3903>がこの日も大幅続伸し、1300円台を回復した。ちなみにgumiは、期待されていた新発表として、Fuji&gumi Gamesの新作モバイルゲーム『誰ガ為のアルケミスト』と『シノビナイトメア』を17日の大引け後に発表(関連記事)しており、明日以降はこれを受けて株価がどう動くのか注目されるところだ。
また、コミック作品である「モンスター娘のいる日常」のオンラインゲームをDMMゲームズと組んで配信し、ゲーム事業に本格参入すると発表したネオス<3627>が後場に入って急伸した。ほか、ボルテージ<3639>やAiming<3911>、メディア工房<4347>などが高く、サイバーエージェント<4751>やミクシィ<2121>、コロプラ<3668>なども買われた。
半面、シリコンスタジオ<3907>が売られたほか、大手ゲーム株の中で前日まで買い戻しの動きが優勢だったセガサミーHD<6460>は利益確定売りに押されて急反落した。グリー<3632>やエイチーム<3662>、大手では任天堂<7974>やスクウェア・エニックスHD<3635>もさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903