【ゲーム株概況(9/18)】ユークスが異彩を放つ大幅続伸 「東京ゲームショウ」での好材料が相次ぐgumiは4日続伸 大手ゲームは軒並みさえない
9月18日の東京株式市場では、日経平均株価は4日ぶりに大幅反落し、前日比362.06円安の1万8070.21円で取引を終えた。米FOMC(連邦公開市場委員会)は事実上のゼロ金利政策の維持という結果になったことで、逆に利上げの時期を読みづらくなったとの見方が広がったことや、シルバーウイークの連休控えというタイミングもあって、前日までの上昇分の利益確定売りなどが優勢となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場と同様にさえない銘柄が目立ったものの、ユークス<4334>が大幅続伸するなど異彩を放った。特に新しい材料が浮上したわけではないが、主力タイトルである「WWE」シリーズ最新作の発売が迫っていること、そして、6月に『ラブプラス』シリーズなどを手掛けた内田明理プロデューサー入社しており、そろそろ何らかの発表が出てくるのではとの思惑も評価の底流にあるようだ。
また、朝方は売られ場面もあったgumi<3903>は、次第に売り物をこなし、4日続伸となった。Fuji&gumi Gamesの新作モバイルゲーム『誰ガ為のアルケミスト』と『シノビナイトメア』の発表に加え、『ファントム オブ キル』の海外版『PHANTOM OF THE KILL』を今冬に配信予定であることを発表(関連記事)するなど「東京ゲームショウ2015」発の好材料が相次いでいることが引き続き材料視されている。
ほか、クルーズ<2138>やミクシィ<2121>、サイバーエージェント<4751>などがしっかり。
半面、前日急騰したネオス<3627>や、新作タイトル発表を機に急伸していたメディア工房<3815>は利益確定の売り物に押され、任天堂<7974>など大手ゲーム株も軒並みさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334