ボルテージ<3639>は、9月30日、2015年6月期の有価証券報告書を開示し、Google PlayやApp Storeなどアプリストア経由での売上高が引き続き大きく伸びていることがわかった。モバイルゲーム業界では"ネイティブシフト"が叫ばれて久しいが、同社は、ブラウザの落ち込みをアプリの売上の伸びで補いかつ伸ばしていることが伺える。
有価証券報告書に記載された回収代行会社別の売上高をみると、Appleが前の期に比べて54.8%増の33億5100万円に伸びた。またGoogleウォレットにはキャリア決済も含まれるため、一定の留意が必要だが、グーグルペイメント経由も同84.0%増の24億4800万円となった。この結果、両ストア経由の決済金額は58億円となり、全体に占める売上の比率も前の期の34.7%から54.7%に上がった。
他方、これまで最も売り上げで大きな割合を占めていたキャリア公式サイトやSNSプラットフォームが低下した。グリー経由が同24.4%減の22億1200万円となり、全体に占める割合も29.0%から20.9%に下落した。同様に、NTTドコモ経由も19.6%減の14億1200万円だった。こちらも全体に占める比率は、17.4%から13.3%に低下した。
ここ最近、アプリ市場では、『あんさんぶるスターズ!』や『アイドリッシュセブン』、『夢王国と眠れる100人の王子様』といった女性向けのゲームアプリの活躍が目立っているが、ボルテージのタイトルにあっても、『天下統一恋の乱』や『ルームシェア素顔のカレ』、『花より男子』など"恋愛ドラマアプリ"がアプリストアの売上ランキングのTOP100に入る場面も増えてきた。
出所:AppAnnie
2015年6月期は24%の営業減益に終わったボルテージだが、2016年6月期は、既存型の恋愛ドラマアプリに加え、有名IPを活用した恋愛ドラマアプリ、LINEゲームという新しいプラットフォームでの配信、新機軸のサスペンスドラマの提供、海外向けタイトルの強化などを通じて、前期比で71%増の8億円と大幅増益を見込んでいる。アプリで確かな手応えを掴んだボルテージがアプリストアで本格攻勢に入る。
有価証券報告書に記載された回収代行会社別の売上高をみると、Appleが前の期に比べて54.8%増の33億5100万円に伸びた。またGoogleウォレットにはキャリア決済も含まれるため、一定の留意が必要だが、グーグルペイメント経由も同84.0%増の24億4800万円となった。この結果、両ストア経由の決済金額は58億円となり、全体に占める売上の比率も前の期の34.7%から54.7%に上がった。
他方、これまで最も売り上げで大きな割合を占めていたキャリア公式サイトやSNSプラットフォームが低下した。グリー経由が同24.4%減の22億1200万円となり、全体に占める割合も29.0%から20.9%に下落した。同様に、NTTドコモ経由も19.6%減の14億1200万円だった。こちらも全体に占める比率は、17.4%から13.3%に低下した。
【回収代行会社別にみた売上高の推移(百万円)】
(※)有価証券報告書より作成。ここ最近、アプリ市場では、『あんさんぶるスターズ!』や『アイドリッシュセブン』、『夢王国と眠れる100人の王子様』といった女性向けのゲームアプリの活躍が目立っているが、ボルテージのタイトルにあっても、『天下統一恋の乱』や『ルームシェア素顔のカレ』、『花より男子』など"恋愛ドラマアプリ"がアプリストアの売上ランキングのTOP100に入る場面も増えてきた。
2015年6月期は24%の営業減益に終わったボルテージだが、2016年6月期は、既存型の恋愛ドラマアプリに加え、有名IPを活用した恋愛ドラマアプリ、LINEゲームという新しいプラットフォームでの配信、新機軸のサスペンスドラマの提供、海外向けタイトルの強化などを通じて、前期比で71%増の8億円と大幅増益を見込んでいる。アプリで確かな手応えを掴んだボルテージがアプリストアで本格攻勢に入る。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639