【ゲーム株概況(10/14)】2Q利益を大幅増額のコーエーテクモHDが買われる スクエニHDは『星のドラゴンクエスト』配信控えで期待高まる
10月14日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続落し、前日比343.74円安の1万7891.00円で取引を終えた。前日に続き10月に入ってからの上昇分の利益確定の売りが優勢となったことに加え、11月4日の郵政3社の上場に備えた換金売りも一部で意識されたもようだ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、軟調な銘柄が目立つ中で、大手ゲームの一角であるコーエーテクモHD<3635>とスクウェア・エニックスHD<9684>が買われた。コーエーテクモHDは、前日13日に2016年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想の修正を発表(関連記事)しており、各利益項目が大幅な上方修正となったことが好感された。
一方、スクウェア・エニックスHDは、明日15日にスマートフォン向け『ドラゴンクエスト』シリーズの最新作となる『星のドラゴンクエスト』の配信開始を予定(関連記事)していることへの期待感が株価を押し上げたもようだ。
ほか、トーセ<4728>やメディア工房<3815>などが散発高した。
半面、引き続き『FFグランドマスターズ』リリースによる材料出尽くしとみた売り物に押される格好でクルーズ<2138>が大幅続落し、ネクソン<3659>やKLab<3656>も売られた。
ガンホー<3765>やミクシィ<2121>、コロプラ<3668>、サイバーエージェント<4751>、グリー<3632>、DeNA<2432>など主力銘柄も軒並みさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635