【ゲーム株概況(10/16)】業績上ブレ観測のモバイルファクトリーと『Arcane』ライセンス契約のガーラがS高 アクロディアは9日ぶり反発
10月16日の東京株式市場では、日経平均株価は続伸し、前日比194.90円高の1万8291.80円で取引を終えた。米国株式市場の上昇に加え、為替が円安方向に振れたことで朝方から買い優勢の展開となった。ただ、一巡後は米国や国内の決算発表シーズンを控えていることもあり、やや伸び悩んだ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、モバイルファクトリー<3912>とガーラ<4777>が朝方からストップ高に張り付く展開となった。モバイルファクトリーは、日本経済新聞で2015年12月期業績予想の上ブレ観測が報じられたことが材料視された。
一方、ガーラは15日に韓国PlayWorks社との『Arcane』のライセンス契約を締結(関連記事)したことを発表しており、同タイトルの今後の事業展開への思惑が膨らんでいるもようだ。
また、前日に15年8月期決算を発表したアクロディア<3823>は、むしろこれで悪材料出尽くしとの見方から9営業日ぶりに大幅反発。米スマホゲーム会社のナイアンティックへの出資が伝えられた任天堂<7974>も買われた。
ほか、gumi<3903>やグリー<3632>、ケイブ<3760>なども買われた。
半面、目立って売り込まれた売り込まれた銘柄はなく、クルーズ<2138>やモブキャスト<3664>、ボルテージ<3639>などがさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912