エイティング<3785>は、10月19日、2015年9月期通期（単独）の業績予想の修正を発表、売上高は従来予想16億1600万円から16億2600万円（増減率0.7％増）、営業損益が同6億6000万円の赤字から6億1400万円の赤字、経常損益は同6億5800万円の赤字から6億1100万円の赤字と上方修正されたが、当期純損益は同5億5800万円から9億6600万円へと赤字幅が拡大した。
売上高は、ほぼ予想通りでの着地となったたが、全社で開発及び運用の効率化や経費削減に努めたことで営業損益、経常損益は改善した。一方で、当期純損益については、保有する固定資産のうち、一部のコンテンツ資産及びソフトウエア資産の一部に関し、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、収益性の確保が困難と判断したため、減損損失として3億8145万3000円を特別損失に計上したことが大きく影響した。
なお、同社は、2016年9月期の業績予想について、決算発表に先立つ形で公表。今期については、スマートフォン向けゲームの諸案件について、配信時期が前期からずれ込んだことによる売上が見込まれることや、受注環境が改善傾向にあること、企画提案を含めた積極的な営業活動が功を奏したことで、家庭用ゲーム機向け及びスマートフォン向けゲームについて受託開発の新規案件が増加したことによる増収を見込むとしている。
2016年9月期は売上高22億8500万円、営業利益3500万円、経常利益2800万円、当期純利益6700万円の見込み。
